映画「
辻村深月による同名小説をもとにした本作は、マッチングアプリで出会った西澤架(にしざわかける)と坂庭真実(さかにわまみ)の“一生に一度の選択”を描く恋愛ミステリー。藤ヶ谷が“傲慢”な架、奈緒が“善良”に生きてきた真実を演じた。
満員の客席を前に藤ヶ谷は「うれしい気持ちでいっぱいですし、自分の宝物を皆さんにお渡しするような気持ちです」と笑顔で挨拶。奈緒は「皆さんのもとに届いてほしいと願いながら、昨日の朝からワクワクしていました。無事に公開を迎えられて幸せな一日でした!」と伝える。萩原は「原作を読んだときには気付かなかった言葉や気持ちが、お二人が演じてくれたことによってより強く刺さることが多かったです。何気ないひと言がこの作品にとって重要なんだと思いました」と言葉を紡いだ。
公開初日の夜に映画館で本作を鑑賞したという藤ヶ谷は「目立たないように端っこの席で観ていたので(観客の)リアクションはわからなかったけれど、幅広い層の方々が観に来てくださっていて、広く愛される映画になればいいなと改めて強く思いました」と回想。奈緒は「感想をSNSでいただいていて『ありがとうございます』というひと言をくださる方もいらっしゃいました。皆さんに観ていただいて、届いてこの作品が完成するので、こちらこそ皆さんありがとうございますと言いたいです」と述べる。
イベントでは、本作のシーンが傲慢か善良かトークすることに。マッチングアプリの登録写真やSNSにアップする写真を加工することについて藤ヶ谷は「加工で顔を小さくして、いざ会ってみて違ったとしたら、その逆のほうがいいのでは? 俺だったらそうするかな」とコメントする。続いて、友達に恋人に関してアドバイスする場面については「傲慢!」と即答。一方の奈緒は「アドバイスに相手へのリスペクトと心配があれば善良だと思う」と口にした。
最後に奈緒は「運命や永遠を信じるのが大変なときもありますが、せめてこの映画と出会った皆さんにとって今日という日は運命や永遠を信じたくなるような1日になることを願っています」、藤ヶ谷は「どうでもいいような恋愛の話だという見方もできるけれど、だからこそ大変で美しくて、この映画は小さな小さな大恋愛だと思います。昨日改めて観たときに、相手をちゃんと愛することができるのか? ちゃんと見ているのか、ちゃんと見せているのか?ということを感じました」と呼びかけ、イベントを締めた。
「傲慢と善良」は全国で公開中。
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しぃ @fujigaya625
【イベントレポート】藤ヶ谷太輔「傲慢と善良」を端っこで鑑賞、奈緒は「運命や永遠を信じたくなる1日に」 https://t.co/AL7Z9mftkt