ドクトル・マブゼ

ドクトルマブゼ

上映時間:245分 / 製作:1922年(独)

解説 後世に様々な影響を与えることになった、F・ラング監督の犯罪映画。映画は第1部「大賭博師」と第2部「犯罪地獄」の2部からなっており、変装の名人にして催眠術を自由自在に操る怪人マブゼ博士が、ドイツ-スイス間の経済協定書を奪い、株式市場を大混乱に陥れ、自ら偽札を発行して莫大な利益を得ようと画策する様が描かれる。オリジナルはおよそ4時間半にもおよぶ壮大な作品で、主要なストーリー以外の細部への描き込みが恐ろしく緻密で、ラング得意の表現主義的な映像とあいまって、単なる犯罪映画とは言い切れない壮麗な作品となった。なお本作の続編的な作品として、「怪人マブゼ博士」(1932)そして「怪人マブゼ博士」(1960)がある。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:フリッツ・ラング

キャスト

アウド・エゲーテ・ニッセン
アルフレート・アーベル
ゲルトルート・ベルカー