王様の映画
オウサマノエイガ
上映時間:101分 / 製作:1986年(アルゼンチン)
解説 新進気鋭の映画監督ダビは、19世紀の南米を舞台に、インディオの王として君臨しようとした伝説的フランス人の話を映画にしようと動きだした。オーディションをやめ、街を歩いてほとんど素人ばかりのキャスティングをする。ロケ隊は荒野へ。ところが、スポンサーが失踪し……。W・ヴェンダースの「ことの次第」に似た設定の、“映画作りについての映画“。その後、ダビが強引に撮影を続け、自らを伝説の王に重ねて狂気へと進んでいくあたりから、この作品自体の個性が出てくる。特筆すべきは、その映像感覚で、炎やロングショットの効果的な使い方など、ヨーロッパの大監督の作品に比べても、見劣りしない。
スタッフ |
監督:カルロス・ソリン |
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キャスト |
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受賞歴 |
第43回ヴェネツィア国際映画祭 コンペティション部門
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