手でふれてみる世界

あらすじ・ストーリー　視覚障がいを持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニは、視覚に重きを置く美術館鑑賞に困難さを感じていた。夫妻は自分たちで美術作品に手で触れて鑑賞するオメロ触覚美術館を創設する。1999年にイタリア議会で承認され、国立美術館となった。

解説　イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚障がいを持つ夫婦を追ったドキュメンタリー。80カ国以上を訪ね、その土地で生まれた文化や自然、生き物に手で触れながら出会ってきた夫婦が、美術館鑑賞を困難に感じ、視覚的な展示に重きを置かない美術館を作るべく行動する。監督は、視覚に留まらない感覚による美術館教育を研究している岡野晃子。

スタッフ	監督：岡野晃子