TVアニメ「ライフル・イズ・ビューティフル」 PR

TVアニメ「ライフル・イズ・ビューティフル」サルミアッキ(原作者)インタビュー & ライフリング4 宣伝大使活動レポート|SFでもファンタジーでもない! 銃×美少女、知られざるビームライフルの世界へようこそ

国体でも採用される実在の競技・ビームライフルをテーマに、となりのヤングジャンプ、ヤンジャン!、少年ジャンプ+(すべて集英社)にて連載中の「ライフル・イズ・ビューティフル」。千鳥高校に偶然集った小倉ひかり、渋沢泉水、姪浜エリカ、五十嵐雪緒の女子高生4人が、ゆるいけどひたむきにライフル射撃競技に打ち込む、青春射撃部ストーリーだ。

コミックナタリーでは10月からスタートしたTVアニメの放送を記念し、原作者・サルミアッキへのインタビューを実施。前代未聞のビームライフルマンガを描くことになった経緯や、SFでもファンタジーでもなく「銃×美少女」が実現するという射撃競技の魅力までたっぷり語ってもらった。

またインタビューと合わせて、公益社団法人 日本ライフル射撃協会公認の宣伝大使に就任したメインキャストのMachico、熊田茜音、南早紀、八巻アンナからなるアニメ公認アイドルユニット・ライフリング4の活動レポートも掲載。日本トップレベルの選手が集った大会の模様をお届けする。

取材・文・撮影 / 粕谷太智

What's ビームライフル競技

ビームライフルとは、射撃競技用の光線銃のこと。

銃規制の厳しい日本でも射撃競技の普及がしやすいようにと、日本ライフル射撃協会の監修の下、弾の代わりに光を照射する光線銃(ビームライフル)が開発された。

競技では光線銃のほかに、光センサーで0点~10.9点までの命中判定を行う標的装置、得点の表示を行うディスプレイなどのデジタル機器を使用。ビームライフル競技は、オリンピック種目にもなっているエアライフル競技とは異なり弾を使用しないので、資格や免許などが必要なく、誰でも手軽に始めることができる。

登場キャラクター

小倉ひかり
(CV:Machico)
ビームライフルに対する情熱は人一倍。普段の射撃成績は平均以下でも、集中すると全国レベルの腕前を発揮することも。
渋沢泉水
(CV:熊田茜音)
ひかりに誘われて小学校からビームライフルを始めるが、射撃の腕前は平均レベル。面倒見のいい性格で時折ひかりに振り回されることも。
姪浜エリカ
(CV:南早紀)
成績優秀、スポーツ万能、ハーフで容姿端麗、家は裕福でお嬢様。だが射撃に関しては努力と根性の人。勝負強いひかりや実力者の雪緒にライバル心を燃やす。
五十嵐雪緒
(CV:八巻アンナ)
射撃に関しては全国でもトップクラスの腕前で、中学時代は大会でも上位入賞の常連選手。だが無口で無表情なため、周りからは変わり者に見られている。

サルミアッキ(原作者)インタビュー

美少女と銃ってみんな好き

──まずは「ライフル・イズ・ビューティフル」TVアニメ化おめでとうございます。単行本4巻のあとがきでは「アニメになるとは思っていなかった」と書かれていましたが、お話をもらった際の感想をお聞かせください。

アニメになると思っていなかったというのは、本当はちょっと違うんです。担当編集の金上さんからは、最初からこの作品をアニメ化するっていう意気込みを聞いていたので。だから考えていなかったというよりは、「本当にアニメになるんだ」という驚きが大きかったです。

──そうなんですね。でもビームライフルを題材にしたアニメというと前例もなく、想像もしづらかったと思うんですが、担当編集さんのアニメ化への意気込みを聞いた際はどう思っていたんですか?

「ライフル・イズ・ビューティフル」1巻

正直に言うと「そうなんだ」って、あまり本気にはしていなかったです(笑)。でも、アニメ化するつもりでやると言ってくれているんだから、自分ももちろんアニメ化するぞという気持ちで連載はしていました。それでもいざアニメ化となると驚きと、あとはアニメにしてもらっていいのかな、大丈夫かなという若干の不安もありましたね。

──不安というのはどこに対してあったんですか?

やっぱりライフル射撃競技っていうものが多くの人にはあまり身近とは言えませんし、動きのあるスポーツでもないので……。担当さんの中では、ライフル射撃競技に対してなんらかの勝算があってやっていたと思うんですけど。逆にこの場で担当さんに、どういう勝算があってこの射撃マンガをアニメにするつもりで持ちかけたのかを聞きたいくらいですね。

(担当編集) もともとサルミアッキ先生からは「特に描きたいものがないです」と、この連載を始める前はずっと聞いてまして。それで、射撃以前にも、ボウリングだったり、茶道だったりと提案してたんです。そうしたらボウリング教室に通いだしてスコアが200になったとかの連絡はくれるんですけど……(笑)。

もちろん、もらったお題でもマンガを描いてはいたんですけど、連載には結びつかなくて。

──そんな試行錯誤があったんですね。

射撃部の顧問でありオタクの鶴巻裕子が、“少女×武器”のイメージだけで作成した部活勧誘のポスター。

(担当編集) それでどうしようかと思っていたときに、たまたまAmazonでライフル射撃競技のDVDを見つけて。SFアニメのコスチュームみたいな服を着て、女の人が銃を構えているビジュアルが目に付いて。美少女と銃って深夜アニメとかでも好きなモチーフですよね。でもだいたいは舞台がSFだったり、オンラインゲームの中だったり。リアルの世界で日本の女子高生が合法的に銃を持つっていうのが、ちょっと面白いんじゃないかなと思ってサルミアッキ先生に提案したんです。そうしたら女子高生と銃というところに反応してくれて。

──トライアンドエラーの末に、ピンとくるものに出会ったんですね。

このマンガの前に描いていた読切でも女子高生と銃みたいなものの組み合わせは描いたことがあったんです。その頃から何かしら惹かれるものがあったんだと思いますね。ただ、当時はライフル射撃競技についての知識もまったくなく、射撃と聞いて思い浮かべるのはテレビでも観たことがあるクレー射撃くらいでした。完全に「初心者=読者目線」の立場で作れるので、逆にいい面もあればという気持ちでやっていました。

──10月からはアニメもすでに放送されていますが、ご覧になっていかがですか?

やってきてよかったなという気持ちが湧き上がってきました。やっぱり、動くとキャラクターの個性がより出るじゃないですか。オープニングの話なんですけど、走り方からもう個性が出ていて。五十嵐(雪緒)はこんな走り方するんだって、新たな発見もありましたし、余計にキャラクターに愛着が出てきました。あとは、単純ですけど声が付くだけでもかわいさが増しますね。

──なるほど。アニメから気付かされる部分もあったんですね。

そうですね。射撃のシーンでも画面が回転して全体を見せていたり、アニメならではの演出があるとテンションが上がります。銃のスコープからのズームインもマンガではできない表現ですし、(渋沢)泉水ちゃんがライフルジャケットを至高のダイエットスーツだって言うシーンでも、大げさにアングルを回転させて見せてるのがすごくよかったです(笑)。

──泉水の頭に稲妻が走って、背景が宇宙になるあのシーンですね(笑)。ちなみに、これからアニメで観てみたいシーンを挙げるならどこになりますか?(※取材は第2話放送前に行われた)

ここから先も全部楽しみなんですが、ひとつ挙げるなら全国大会のエピソードですかね。ストーリー的にもあの辺りが一番盛り上がると思うので。

──アニメでは、射撃のシーンにCGが使われていて細かい動きまで再現されていますからね。

射撃以外の部分で言うと、ソフトボールをする回がくだらな過ぎて個人的には大好きなんですよ(笑)。もともと日常ものっぽい感じでやっていこうと始まったマンガなので、肩肘張らずに、ゆるく観てほしいですね。