楽園刊行のガールズラブ作品一覧
楽園作品の中から、ガールズラブをテーマにした単行本をピックアップ。特集内で紹介しきれなかった作品も掲載されているので、選書の参考にしてみては。
竹宮ジン
「Girlish Sweet アタシノ彼女」全1巻
好きなのは同性──ガールズラブ一筋の作者が同人誌で8回にわたって綴った「赤いセーラー服シリーズ」の集大成。随所に描き下ろしを多数追加しまとめあげた、竹宮ジン初の単行本。
「想いの欠片」全3巻
竹宮ジン初の長編コミック第1巻。1人の少女の女性遍歴を鋭く優しく包み込むように描き、楽園本誌&Web増刊で好評を博したシリーズ。
「想いの欠片①」
「想いの欠片②」
「想いの欠片③」
「Seasons」全1巻
長編ガールズラブの旗手・竹宮ジンが同人誌で8冊にわたって綴った短・中編集。女の子が女の子を好きになったことによる苦悩と葛藤、思いが叶ったときの幸福が描かれる。カラー、マンガともに描き下ろし多数。
「不条理なあたし達」全1巻
仕事ができるクール系美女・山中とゆるふわ系美女・種田の社会人ガールズラブ。単行本には楽園のWeb増刊にて発表された表題シリーズに加え、短編「tragic love film」が収録されている。
シギサワカヤ
「君だけが光」全1巻
“ダメ社会人ガールズラブ”をテーマにした異色のシリーズ全10話と、高校時代の出会いから社会人になっての再会までを描いた「プレパラート」全話を収録した著者初のガールズラブ作品集。
かずまこを
「純水アドレッセンス 完全版」全1巻
年の差ガールズラブの金字塔。教師と生徒、年の差以上に遠い距離……な2人の、眩しいくらいに真っ直ぐな恋を描いた著者の代表作が、未収録の後日談ほか計3本を含めた完全版で登場。描き下ろし多数。
「純水ルミネッセンス」全1巻
年の差ガールズラブ「純水アドレッセンス完全版」の続編5本と、BL同人誌を軸に芽生えた女の子同士の恋愛を描く異色GL「楽園まで、あと…」を全話収録したガールズラブ作品集。
鬼龍駿河
「乙女ループ」全1巻
楽園本誌&Web増刊で好評の女子高生3人のぐだぐだな日常コメディ。単行本の帯には、同じく楽園で執筆する中村明日美子、鶴田謙二、沙村広明の描き下ろしカラーイラストとコメントが掲載され、楽園作家内でも大人気。鬼龍は本作で単行本デビューを飾った。
「乙女ループ・乙」全1巻
表題通り無限に繰り返すどうにもこうにもな“女子高生の日常”。前巻に引き続き、今回も蒼樹うめ、木尾士目、石黒正数といった作家による描き下ろしカラーイラストの豪華な帯が光る。
武田春人
「ろみちゃんの恋、かな?」全1巻
「気になる」のが恋の始まり……だとしたら!? ごくごく普通の女子高生2人のほのぼのガールズラブ現在進行形。中村明日美子、蒼樹うめ、林家志弦をはじめ作家17名から1ページずつのゲスト寄稿あり。
竹宮ジンコメント
ひょんなことから人を好きになる様子が丁寧に描かれていて、すごく読みやすいです。百合って感じがそこまで強くないので、あまり百合作品に触れてこなかった人も入りやすいのではないでしょうか。
西UKO
「コレクターズ」全2巻
楽園本誌&Web増刊で発表されているオトナな女子2人の社会人ガールズラブ4コマ、待望の単行本化。服に目がない貴子と、本好きの忍の恋の行方は。描き下ろし多数。
「コレクターズ①」
「コレクターズ②」
「宝石色の恋 西UKO作品集」全1巻
西が楽園本誌とそのWeb増刊で、5年の間に発表した読み切り16本を収録。さまざまな大人の女性同士の恋愛模様が綴られ、同人誌に掲載された単行本未収録作や、描き下ろしも収められた。
竹宮ジンコメント
作品を見た瞬間、雰囲気が「好き!」って思いました。「コレクターズ」も細部までこだわりが感じられて、例えば背景の本棚はいろんな角度で描かれていても、ちゃんと同じ位置に同じ本が配置されているんです。そういうところも見てみると楽しいですよ。
林家志弦
「思春期生命体ベガ」全1巻
「はやて×ブレード」でおなじみの作者が贈るGLコメディ。表題シリーズ全話ほか、読み切り1編、描き下ろし16ページ、新作カラーなど収録。
竹宮ジンコメント
「思春期生命体ベガ」が本当に面白くて。巨大化するガールズラブって、普通考えつかないですよ! あと同時収録されている、お料理番組をテーマにした百合の「ハート・クッカー」が最高。酢豚を作ってるのにだんだん2人の気持ちが明らかになっていくのが見どころです。
水谷フーカ
「この靴しりませんか? 完全版」全1巻
童話をモチーフに描いた5本のガールズラブ作品集が、描き下ろし12ページを加え完全版で登場。ほんのりほんわかな水谷ワールド全開!
竹宮ジンコメント
みんなが知ってる童話がモチーフになっているので入りやすいですし、ストーリーにひねりもあるので童話との違いも楽しめます。私は「みにくいアヒルの子」を題材にした「わたしのアヒルの子」が最高に好き!
竹宮ジンコメント
女性のみの百合(「彼女中」)も独特の個性と画面の美しさがあって好きなのですが、黒咲さんに関しては男性も絡めての百合もまた面白いので、男性絡みがあっても平気な方にはほかの作品も読んでいただきたいなという気持ちです。