コミックナタリー Power Push - 「アイドリッシュセブン」

IDOLiSH7の素顔に迫る!キャラ&声優7名に直撃

四葉環役KENN

四葉環
四葉環(17)
よつばたまき
誕生日:4月1日
身長:183cm
好きなもの:王様プリン
嫌いなもの:細かいこと
天才肌でなんでもできる天然系キャラ。三月の熱い姿勢を苦手に思っていたり、壮五の細かい指示を聞かなかったりと、マイペースで個人主義な一面が強い。メンバーも知らない、ある目的のために芸能界入りした。

──環というキャラクターを演じて、どんな印象を持たれましたか?

7人にはアイドルになった理由がそれぞれあるのですが、最初の頃の環はその目的のために自分ひとりでなんとかしなきゃと思う気持ちがすごく強くて。思わず突っ走っちゃったりだとか、協調性に欠ける言葉をメンバーに言ってしまったりするんです。でも基本的にはアツくて素直で真面目なやつだなと思いました。

──そんな環を演じる上で、意識したことを教えてください。

たぶん環の場合は、心は動いているんだけどその気持ちをアウトプットするエネルギーがほかの人よりも少ないんですよ。だけど、例えば好物のプリンを誰かに食べられたりしたときは、自分の中でスイッチが入って感情が爆発してしまう。そういった振り幅を表現することを心がけました。あとは壮ちゃん(壮五)と友情を深めていくシーン。最初はぶつかることもあるのですが、徐々に「自分はこういう思いがあるけど、相手は相手でこういうことを思っているんだ」と環自身が他人に共感したり、心を打たれたりして、理解していくんですよね。今までは自分ひとりで、目的のためだけにがむしゃらになっていたのが、みんなと一緒にいる意味、一緒にやっていく意味っていうのを段々見出していくんです。その成長していく姿というのも意識しながら取り組みました。

──「アイドリッシュセブン」はリズムゲームも楽しめるということで、たくさんの楽曲をレコーディングされたんですよね。収録はいかがでしたか?

「MONSTER GENERATiON」ミュージックビデオより。

今回も素敵な楽曲たちに出会えてうれしかったです。キャラクターソングというのは、そのキャラクターを歌や音楽のアプローチで伝えるということ。そして新しい一面を構築していく場でもあるのかなと思っています。なのでキャラクターとして初めて歌う時というのは、とても楽しい瞬間のひとつなんです。自分で作ってきたものをディレクターさんに聴いていただいて、ディレクターさんの中にも「このキャラクターが歌うならこうかな」というのがあって。みんなそれぞれの思いをディスカッションして「もっとよくしていこう」とみんなが前に進んでいって、そこからキャラクターが生まれる感じというのがすごく楽しくて。「自分だったらこう歌うけど環はこうは歌わないだろうな。じゃあこうしてみよう」とか「逆にここでアタックかけたら環らしくなるかも」とか、突き詰めて丁寧に録らせていただいたので、とても楽しいレコーディングでしたね。楽曲もバリエーション豊富なので、早く自分もゲームをプレイしたいなと思いました。

──最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

魅力的なキャラクターたちがそれぞれ深く掘り下げられている作品だと思います。「アイドリッシュセブン」はアイドルのお話ではあるけれど、ときには一般の職業の方にも共感していただけるようなシーンもあると思いますので、そういうところも楽しんでいただけたらうれしいですね。この夏から始まる「アイドリッシュセブン」を、ぜひよろしくお願いいたします。

KENN
KENN(ケン)

東京都出身、3月24日生まれ。ドリーム・ウィーバー所属。声優、俳優、歌手として活動。主な出演作品に、「宇宙兄弟」(南波日々人)、「アルスラーン戦記」(ギーヴ)、「サンダーバード ARE GO」(ジョン・トレーシー)など。

逢坂壮五役阿部敦

逢坂壮五
逢坂壮五(20)
おうさかそうご
誕生日:5月28日
身長:175cm
好きなもの:整理整頓
嫌いなもの:弱い自分
まじめで優しい好青年。責任感が強く何事も優秀にこなすが、悩みを1人で抱え込んでしまいがちで大和から密かに心配されている。普段は温厚な性格だが、タガが外れると手に負えなくなることも……。

──壮五というキャラクターを演じて、どのような印象を持たれましたか?

パッと見たときに、一番儚げな雰囲気のキャラクターだなと(笑)。性格的にはこのメンバーの中だと抑えに回るほうというか。縁の下の力持ちなところがある子だなと個人的には感じました。その分あまり表には出さない性格なので、内に溜め込んでしまって、実は結構つらい思いをしているという描写もあったりして。でもたぶん、優しい子なんだけど怒らせると一番怖い人なんじゃないかなと思います。

──基本的には優しいけれども。

すごく優しいんですけどね。でもキレると怖い、みたいな(笑)。あとは品のある子だなと感じました。ナギも品のあるキャラクターだと思うんですけど、ナギはどこか浮世離れしたところがあるので。壮五は現実的に見ても品のある子だなという印象を持ちました。

──阿部さんって今までにアイドル役を演じられたことはありましたか?

たぶん初めてだと思います。

──アイドル役を演じる上で特別に心がけたことなどあるのでしょうか。

いや、あんまりアイドルってことは気にしなかったですね。あくまでも何か一芸を持った子たちが集まってアイドルを目指していくっていう作品なので、基本的にはいつも通りにやらせていただきました。最終的にはアイドルになれるように、というところは意識しつつも。

──ストーリーの中で「ここは注目してほしい」というシーンを教えてください。

「MONSTER GENERATiON」ミュージックビデオより。

KENNくん演じる環くんと壮五が関わるエピソードがあるんですが、まあこの環くんっていうのが結構自由なヤツでして。そんな環に壮五は振り回されるんですよね。心労も増えていくし、大変な思いもする。けれどそこで壮五くんがなぜアイドルを目指したのかとか、今現在抱えている事情だったりが語られるんです。彼が今まで隠してた心の底が見えてくるシーンなので、そこは演じさせていただいた僕自身としても印象に残っていますね。

──ほかにも印象に残ったエピソードはありますか?

大きな番組に呼んでもらうシーンがあるんですが、見事にみんな失敗するんですよ。それまで苦労しつつもちゃんと結果を残したり、努力が報われてきたというストーリーが続いていたので、大舞台で失敗するっていう展開は演じていて結構衝撃的で(笑)。でもそこから7人がお互いを尊重して、思いやって立ち直っていく姿というのはいいなと思いましたね。そういった挫折も糧にして成長していく姿が描かれているのは魅力的だなと感じます。

──最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

スタッフさんの中にリズムゲーム好きな方がいらっしゃいまして、結構ガチなゲームに仕上がっているという噂を耳にしてます。なのでその辺りもやり込んで楽しんでいただけるのではないかなと。そしてIDOLiSH7を、TRIGGERに負けない立派なアイドルに育てていただけたらうれしいですね。

阿部敦
阿部敦(アベアツシ)

プロフィール:栃木県出身、3月25日生まれ。賢プロダクション所属。主な出演作品に、「とある魔術の禁書目録」(上条当麻)、「バクマン。」(真城最高)、「弱虫ペダル」(泉田塔一郎)など。

六弥ナギ役江口拓也

六弥ナギ
六弥ナギ(19)
ろくやなぎ
誕生日:6月20日
身長:180cm
好きなもの:女性
嫌いなもの:深夜アニメを邪魔する速報
北欧系のハーフ。上品な物腰だが、甘い言葉ですぐ女性を口説く。母親が日本人だった影響もあり、日本のアニメに大きな愛を注いでいる。幼いころは容姿や性格のせいで友達がいなかったため、メンバーのことが大好き。

──今回キャラクターデザインの原案を種村有菜さんが手がけられています。

何を隠そう、僕、小学生の頃に種村さんのマンガが読みたくてりぼんを買ってたんですよ。だから今回、種村さんのデザインしたキャラクターに声をあてられるというのがすごくうれしくて。お話をいただいたときは興奮しましたね。

──イラストをご覧になった印象はどうでしたか?

初めて絵を見たときは、ナギさんは爽やかな、スッキリした感じの人なのかなと思ってたんです。けど蓋を開けてみたらとんでもないキャラクターで(笑)。彼の一番ぶっ飛んでるところはなんと言ってもオタク文化大好きなところ。見た目と中身のギャップに最初はビックリしました。

──そんなナギをどのように演じられたのでしょう。

収録に臨むまでの間に、自分自身の中でナギさんの役づくりをしていったんですけど、いざ始まってしゃべり出したらどんどん止まらなくなっていって。最終的に自分で作ったものとはまた違ったものができあがりました(笑)。セリフやシチュエーションに引っ張られて、ナギというキャラクターが生まれたんだなって思いましたね。あと僕もアキバは好きでよく行くので、通じる部分があって演じやすかったというのもありますね(笑)。

──ストーリーの中でここは面白かったなと印象に残っているシーンはありますか?

代永さんが演じる三月くんと関わる場面が結構ありまして。ナギさんは三月のことをよくイジるんですよね(笑)。三月もそれに対して突っ込んで。この2人が関わるシーンはドタバタしていて面白かったですね。

「MONSTER GENERATiON」ミュージックビデオより。

──「アイドリッシュセブン」はリズムゲームも楽しめるということで、たくさんの楽曲をレコーディングされたんですよね。収録はいかがでしたか?

僕自身もともとゲームアプリは好きでよく遊んでいるんですけど、その中でもこういった音ゲーは特に好きなんです。なので歌いながら「あ、ここでこういうコンボが入るのかな」とか想像して、そういった意味でもレコーディングはとても楽しかったです。あとはキャッチーな音楽だったり盛り上がれる曲だったり、好きなジャンルの楽曲が多かったので、覚えやすくもあったし楽しみながら収録できましたね。

──最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

リリース前から大きな話題にしていただいてありがとうございます。関わっている人間としては、さらに盛り上げていこうという気持ちになりました。あとは僕自身も音ゲーが好きなので、皆さんと同じくらいプレイできるのを待ち望んでいます。配信後はぜひ一緒に楽しみたいです。

江口拓也
江口拓也(エグチタクヤ)

茨城県出身、5月22日生まれ。81プロデュース所属。主な出演作品に、「俺物語!!」(剛田猛男)、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(比企谷八幡)、「LOVE STAGE!!」(一条龍馬)など。

七瀬陸役小野賢章

七瀬陸
七瀬陸(18)
ななせりく
誕生日:7月9日
身長:173cm
好きなもの:ヒーローもの
嫌いなもの:病院の匂い
素直でドジっ子な努力家。子供の頃は体が弱く病院生活が長かったため、世間知らずな一面も。一織とはよく口喧嘩をするが、今までそういった存在がいなかったため喧嘩の中にも楽しさを覚えている。

──種村有菜さんがキャラクターデザインの原案を務めていますが、イラストをご覧になった感想を教えてください。

まず目が印象的でしたね。少女マンガっぽいキラキラした瞳が。あと陸はパッと見で元気な子という印象を受けたので、きっと明るくて素直な性格の子なんだろうなと思いました。でも演じていくうちに、悩むときはちゃんと悩んだり、葛藤したり、そういった一面も持っている子なんだと知って。ただ明るいだけじゃない、素敵なキャラクターだなと感じました。

──そんな陸を演じられていかがでしたか。

陸はセンターポジションにいる子なので、僕自身もみんなを引っ張っていかなきゃいけないなっていう気持ちが最初は大きかったんです。実際にゲームの中でも陸がそういうセリフを口にするシーンがあって。けど育成ゲームということもあったので、「センターだからしっかりしなきゃ」とかはあまり考えず、物語が進む中で一緒に成長していけたらいいなと思いながら演じることができました。

──小野さん自身、陸というキャラクターに共感できるところはありますか?

そうですね。陸が歩んできた道というのは、僕自身も通ってきた道ですし。僕自身も声優のお仕事だったり、舞台や歌だったり、たくさんの人の前でステージに立つ機会があるので、そういった意味では重なる部分はありました。

──「アイドリッシュセブン」という作品にはどんな印象をお持ちでしょうか。

「MONSTER GENERATiON」ミュージックビデオより。

キャラクター1人ひとりがしっかりと作りこまれている作品だと感じていて。IDOLiSH7のメンバーそれぞれが抱えている事情はあるのですが、みんな目標に向かってがんばっているのも印象的でしたね。IDOLiSH7のみんなには、ここからどんどん大きくなってもらえたらいいなと思います。やっぱりアイドルってみんなをポジティブな気持ちにさせてくれる存在だと思うんです。だからこの子たちを見ていたら元気になれるな、とか「明日からまた仕事がんばろう」とか、そう思っていただけるような存在になったらうれしいですね。

──最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

リリース前からかなり話題にしていただいたので、プレッシャーを感じますね。でもこんなに盛り上がってもらえる作品っていうのもなかなかないと思うので気合いが入ります。僕らキャスト陣は、世間の反応とは関係なくいい作品だなと思っていて。ストーリーもいいですし、曲もいい。僕自身も誠心誠意で演じさせてもらったので、皆さんにも楽しんでいただけたらうれしいです。なんかもう……キャラクターたちみんなキラキラしているので(笑)、思わず応援したくなるんじゃないかなと。ぜひこの夏から始まる「アイドリッシュセブン」を思いっきり楽しんでください。

小野賢章
小野賢章(オノケンショウ)

福岡県出身、10月5日生まれ。アニモプロデュース所属。俳優、声優、歌手として活動。主な出演作品に、「黒子のバスケ」(黒子テツヤ)、「遊☆戯☆王 ARC-V」(榊遊矢)、「終わりのセラフ」(百夜ミカエラ)など。

アイドル育成アプリ「アイドリッシュセブン」

「アイドリッシュセブン」

8月20日に配信が開始されたスマートフォン向けアイドル育成アプリ。プレイヤーが7人のアイドルとともにアイドル界の頂点を目指す、フルボイスの本格リズムアクションゲームだ。製作はバンダイナムコオンラインが、楽曲制作はランティスが務める。スマートフォンゲームを起点とし、コミカライズ、音楽CD、アニメ映像など各種メディアでの展開が予定されている。


2015年8月20日更新