「天元突破グレンラガン」コラボ香水を中川翔子がテイスティング|俺の香水は、天を衝く香水だ!

カミナの香水は、ハッとするほどセクシー

──そんな「天元突破グレンラガン」の香水が、フェアリーテイルさんより発売されました。中川さんは香水って普段からお使いになりますか?

使います! 香水大好きで、中学生の頃からいろんなものを集めていて。20年くらい前に、友達に教えてもらって出会った香水がめちゃくちゃ好きで、もう廃盤になっちゃったんですけど、ネットオークションで買ったりして今でも愛用しています。「グレンラガン」の新グッズとして香水が出ると聞いたときは、「香水!? 変化球で来たな!」と思ったんですけど、嗅いでみたらすごく腑に落ちたというか、「こういう匂いだったんだ!」ってすんなり受け入れられましたね。

──さっそく順番に感想を聞かせてください。まず「天元突破グレンラガン オードパルファム」ですが、こちらは作品の世界観をイメージしたものだそうです。

これ、すごく好きな香りでした。フルーティなんだけど、甘すぎなくてさっぱりしていて。水色のボトルも爽やかで、なんだか「空色デイズ」っぽい(笑)。コアドリル型のチャームが付いてるのもかわいいですよね。この香りに包まれていると、自然と気持ちが前向きになって、ドリルのように突き進めるんじゃないかなって思いました。

中川翔子

──赤いボトルはカミナをイメージした香水になります。こちらはいかがですか?

オシャレにちゃんと気を使っている男性の香り。人混みですれ違ったときにふと香ったら、ハッとしちゃいそうなセクシーさがありますね。

──中川さんにとって、カミナってどういうイメージでしょう。

個性の塊みたいなキャラクターですよね(笑)。笑顔が印象的で、生き様がカッコよくて……あえて一言で言うなら、“みんなの憧れになれる男”かな。10代の頃って、みんな誰かに憧れて、その人に近づこうと努力して、そうこうするうちにだんだん自分の色ができていくじゃないですか。私にとってそれは、「(未来戦隊)タイムレンジャー」のユウリという戦隊ヒロインで、彼女に憧れて髪型を同じにしたり、メイクやダイエットをがんばったりしたんですけど。カミナもそんなふうに背中を追いかけたくなる男だなって思います。髪型や服装もいいけれど、香水からその人に近づくのもいいですよね。

──そう考えながらこの香水をつけると、香りがするたびにカミナの言葉を思い出して勇気づけられそうですね。もう1つのオードパルファムは、ヨーコをイメージしたものになっています。

これは女の子らしいけど上品な香り。ヨーコも理想の女性だと思うんです。ナイスバディだけど健康的でいやらしく見えないところとか、ふとしたときに母性を感じさせる優しさとか。

──ヨーコの香水をつけるならどんなときでしょう?

ちゃんとお化粧して外に出かけるときかな。オシャレしないとこの香水に対して失礼というか、「よし、街に出るぞ!」ってときに気分を引き上げてくれる香りな気がします。

キャラクターグッズとして、香水は理想的

──最後はシモンとニアの香水が2本セットになった、ロールオンタイプのフレグランスです。シモンのほうから試していただきましょうか。

あ、これが一番好きかもしれない! お風呂上がりのような爽やかな香り。普段使いもしやすいそうだし、バッグに入れて持ち運びしやすいサイズ感も魅力ですね。

中川翔子

──パッケージには最終話の、シモンとニアの結婚式のシーンのイラストがあしらわれているんですが、この香水も少年の頃のシモンではなく、成長して魅力的な男性になったシモンという感じがします。

本当に、星型のサングラスの似合う、いい男になりましたよね。結婚式のシモンはタキシードがすごくよく似合っていて、「お前大人になったな」って……誰目線だよって感じなんですが(笑)、そう思いながら観ていました。

──ニアのほうはいかがでしょうか。

こっちは美女の香り。大人っぽくて、おしとやかで品もあって……ロージェノムの娘なのに(笑)。フローラルで女性は使いやすいと思いますけど、これもやっぱりすっぴんではつけられない香りかもしれませんね。「この香水をつけるなら、ちゃんとワンピースとか着なきゃ!」って思っちゃう。それこそ結婚式のときとか、どんなドレスにも対応できそうな上品な香り。ちょっとしたレストランでディナーをするときにもいい気がします。

──「グレンラガン」にはほかにも魅力的なキャラクターがたくさんいますけど、香水を作って欲しいキャラクターはいますか? リーロン、ロシウ、キタン、ヴィラル、ロージェノム……。

あ、ヴィラルはいいですね。ロックな感じで仕上げてもらいたいな。あとは……そうですね、実現できるかわかりませんけど、ロボットのグレンラガンの香水なんてどうですか?

──その発想はありませんでした(笑)。香水好きの中川さんから見て、「グレンラガン」のコラボ香水はいかがでしたか。

キャラクターグッズとしての香水っていいなと思いました。大人になると、好きなキャラクターのグッズを連れて歩きたい気持ちはあっても、ジャラジャラと持ち歩くのはやっぱりちょっとはばかられるじゃないですか。さりげなく、でも自分にはわかるというのが理想だと思っているので、目に見えない香水は完璧ですよね。好きな作品やキャラクターをいつでも感じていられるのって、やっぱりオタクとして気分が上がりますから(笑)。「グレンラガン」にこういう楽しみ方が増えたのはうれしいですし、形を変えても思いは変わらず、そうやっていつまでも愛してもらえるとうれしいです。

中川翔子