2年ぶりsplash!!は太田光表紙「空気を読むってなに?」特集
2012年7月10日 19:35
2 お笑いナタリー編集部
爆笑問題の太田光が表紙を飾る雑誌「splash!!」Vol.4が7月21日に発売される。
第1特集では、「空気を読むってなに?」と題し、太田のロングインタビューをはじめ、水道橋博士とマキタスポーツによる「お笑いと批評」をテーマにしたロング対談、フットボールアワー後藤、博多大吉の単独インタビュー、東京ポッド許可局(マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ)の鼎談などを掲載。TwitterやSNSの普及によってそれぞれの表現にどのような変化がもたらされたのか、また「空気を読む」ことを求められがちな風潮に対して何を思うのか、さまざまな立場で考えをめぐらせている。
第2特集では、「コント」をフィーチャー。8月末に「ラ・ママ新人コント大会」が300回を迎えることを記念した渡辺正行とバナナマンの対談では、ライブ主催者の渡辺と、このライブが初舞台だったバナナマンが当時を振り返りながら、お笑い界の変遷などを語っている。また、今月7月から単独ライブ「後手中の後手」地方公演で全国ツアーに出る東京03は、トリオの名付け親であり毎回単独ライブで最後のネタの台本を担当している放送作家オークラと対談。飯塚が「触るものみな傷つけてた」という結成当時のエピソードから、現在のコント作りまで、長年連れ添ってきた仲だからこその裏話が満載となっている。
コント番組「パワー☆プリン」は出演者全員による座談会を実施。ライブとテレビコントの違いや、ユニットコントを通じて得たものなどを抜群のチームワークで語り合っている。また、「キングオブコント」にスポットをあてる特集内コーナーでは、「てれびのスキマ」著者がこれまでの番組を振り返り、この大会を機にコンビを結成して3年後に決勝戦まで進出したラブレターズは、予選の様子や決勝進出の反響などを明かす。このほか、ロッチ、エレキコミック、うしろシティは、それぞれのコント作りの裏側を紹介し、「浅草芸人」(マイナビ新書)著者の中山涙は「コントの歴史」の大きな流れを解説している。「アメトーーク!」演出の加地倫三(テレビ朝日)や漫才師ナイツが、ならではの視点で語る「コント」にも注目だ。
お笑い界からは、ほかにも前号Vol.3で表紙を飾ったたりないふたり(南海キャンディーズ山里&オードリー若林)の8ページにわたる対談記事も掲載。4月から6月にかけて放送された2人だけのレギュラー冠番組を振り返り、今後の活動についても示唆を与えている。また、コラムページでは、ガダルカナル・タカのほか、どきどきキャンプ佐藤もコラムを執筆するなど、お笑いファンにとっては読み応えたっぷりの内容といえそうだ。
splash!! Vol.4 目次(抜粋)
●第1特集「空気を読むってなに?」
爆笑問題・太田光 / 水道橋博士×マキタスポーツ / フットボールアワー後藤 / 博多華丸・大吉・大吉 / 東京ポッド許可局 / 片山勝三(スラッシュパイル)/ 久保ミツロウ×能町みね子 / 樋口毅宏 ほか
●第2特集「コントの現在」
バナナマン×渡辺正行 / 東京03×オークラ / 「パワー☆プリン」座談会(2700、パンサー、ジャングルポケット、チョコレートプラネット、スパイク、横澤夏子、田中涼子)/ ロッチ / エレキコミック / うしろシティ / 加地倫三(テレビ朝日)/ ラブレターズ / ナイツ / てれびのスキマ / 中山涙
●第3特集「地方都市とヒップホップ」
富田克也(映画「サウダーヂ」監督)×相場英雄(「震える牛」著者)/入江悠(映画「SR サイタマノラッパー」監督)× KEN THE 390 / NORIKIYO / ILL-BOSSTINO / 宇多丸×田我流 ほか
●個別企画
「エアーズロック」座談会(山下敦弘 × 今泉力哉 × 椎名琴音 × 山本浩司)/ たりないふたり対談(南海キャンディーズ山里&オードリー若林)
●コラム
永井ミキジ / ガダルカナル・タカ / 平井正也(マーガレットズロース) / やきそばかおる / 佐藤満春(どきどきキャンプ) / 渋谷直角 ほか
浮き輪 @u_k_i_w_a
@geri_nyobo お笑いナタリーのRGへの偏愛も好きですが、QJやマンスリーよしもとをたまに読んでました。個人的にはSplashがまた出て欲しいです。 http://t.co/taxqZ8sHue