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ザコシが「ノーセンス」優勝!池崎の事故やキックの狂気に観客悲鳴

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島崎俊郎のアダモちゃんになりきる「ノーセンスユニークボケ王決定戦」の出演者たち。

島崎俊郎のアダモちゃんになりきる「ノーセンスユニークボケ王決定戦」の出演者たち。

昨日8月17日、東京・松竹芸能 新宿角座にて「ノーセンスユニークボケ王決定戦」が開催され、初参加のハリウッドザコシショウが優勝した。

ノーセンスユニークボケ王決定戦は「おしゃれな笑いができない」「ボケたいときにひたすらボケる」という芸人たちが、自らのノーセンスぶりを競うイベント。昨日はピーマンズスタンダード南川によるMCのもと、ザコシ、オジンオズボーン篠宮、いち・もく・さん・くぼた、鬼ヶ島アイアム野田、キックサンシャイン池崎新宿カウボーイかねきよ、永野流れ星ちゅうえい、じぐざぐジャンプがやりたい放題のボケ合戦を繰り広げている。

冒頭では、ザコシがルシファー吉岡の「ズドン!」を真似たギャグを31回連呼。同じフレーズと動きを繰り返すそのさまに周囲は“テクノ”を感じたらしく、「気持ちよくなるやつ」「テクノの論理」「客席はハウス」などとガヤを飛ばす。一方、ザコシと同じく初参戦のじぐざぐジャンプは「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャンプでーす!」と挨拶するが、その声の小ささや、客を威圧してしまう背の高さを指摘され、ほかの出演者たちから「お笑いに向いてない」と断言されてしまった。

今回は「ノーセンス議員~うえにし小百合編~」「ノーセンス議員~豊田真由子編~」」「ノーセンス フースーヤ」などなりきり系の企画が多く展開されたが、そのすべてが脱線。参加者たちがブルゾンちえみ with Bのブリリアンになりきる「ノーセンス with B」では、まずブルゾン役の南川がお手本を見せようとするが、浣腸やラリアットで邪魔されてしまう。挙句の果てにはアイアム野田が「PPAPやって」と別のネタをリクエストし、ここから各自が思い思いのPPAPを披露する時間に。ザコシは「I have a 尿道」「I have a アナル」と言いながらペンを尿道やアナルに突き刺す仕草を見せ、永野から「『I have a アナル』って言うけど、アナルはみんな持ってますからね! 誰しもが『I have a アナル』だよ!」と言い放たれる。

続いてキックが「I have a セ。I have a イ。ンー……セイ!」と客席に向かって正拳突き。これに大ハマりした一同は、キャリアウーマンネタの「35憶」の部分を「セイ!」に変えた“ブルゾンちえみ with セイ!”をやってほしいと南川に懇願して客席へ。ステージに1人取り残された南川は戸惑いつつも「地球上に一体何人の男がいると思ってるの? ……セイィィ!」と勢いよく突きを繰り出して会場の爆笑を誘う。ほかのメンバーは大喜びで南川に駆け寄り、拍手で彼の健闘を褒め称えた。さらに、かねきよの提案により、会場を真っ暗にした状態で観客を含めた全員が声を出さずに「セイ!」を唱える“心のセイ”も行うことに。場内は暗闇でオースティン・マホーンの「Dirty Work」が流れ続けるだけの異様な空間と化し、芸人と観客は曲がストップするたびに訪れる静寂に大笑いした。

続いてバラエティ番組に出演した俳優になりきってノーセンスに番宣をするコーナー「ノーセンス 番宣告知」に移るが、参加者たちは用意されたイスを使ったモノボケ合戦を展開し、途中からは全員で島崎俊郎のアダモステ(アダモちゃん)になりきる。このくだりが終わると各自が着席し始めるが、なぜかキックだけイスに座らない。周囲は「早く座れ」と命じるが、彼はポカンとした表情で出演者たちを見つめたあと、無言のまま微笑。意図不明の行動に芸人たちが「怖い怖い」とざわつく中、キックは急に両耳を塞いで「ヒャー!」と奇声を発する。あまりにも生々しい狂気に永野は「狂った! 本当に気が狂った! リアルに人が狂うところ初めて見た!」「マジキチ!」と大騒ぎ。ようやくイスに座ったキックが客席に向かって両手でピースすると、女性客からは悲鳴が上がった。

最後に展開されたのは、全員でザコシの誇張モノマネに挑戦する「ノーセンス 誇張モノマネ」。ここでは松居一代のモノマネをしていたサンシャイン池崎が後ろにのけぞりすぎたため、そのまま後方に倒れて頭を床に打ち付けてしまうハプニングが起こり、またもや悲鳴が。彼はなんとか無事だったものの、永野は池崎の死を覚悟したそうで、事故の瞬間の映像がワイドショーで何度も流れることまで頭をよぎったという。「危なかった。後ろで笑顔の俺が映ってて、こんなキティちゃんの服着て……」と言いながら胸をなでおろしていた。

以上のノーセンスなポイントを総合し、優勝したザコシは料理人・陳建一のモノマネで喜びを表現する。また最後には、終始不気味な存在感を放っていたキックもコメントを求められたが「前回このライブに出たのが3年前だったので、また3年くらい間隔をおいて再挑戦したいです」と特にボケず、周囲から「普通のコメントなのがまたヤバい」と最後まで恐れられていた。

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