「昔の人の芸もいいものはいい」たけし&所、漫才の歴史紐解く

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3月21日(土)に、「ザ・プレミアム たけしの『これがホントのニッポン芸能史』」(NHK BSプレミアム)が放送される。本日3月8日に東京・NHK放送センターで行われた収録後、出演者のビートたけし、所ジョージ、片山千恵子NHKアナウンサーが取材会に出席した。

ビートたけし、所ジョージ(左から)

ビートたけし、所ジョージ(左から)

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片山千恵子NHKアナウンサー、ビートたけし、所ジョージ(左から)

片山千恵子NHKアナウンサー、ビートたけし、所ジョージ(左から)[拡大]

アーカイブ映像を紹介しながら日本の芸能史を振り返る同番組。今回は漫才師を中心に、お笑いスターと呼ばれた芸人や影の功労者たちの魅力をたけし独自の目線で解説していく。所がたけしのサポート役を務めるほか、荒俣宏、南沢奈央も出演する。

ビートたけし

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取材会でたけしは「昔の人の芸もやっぱりいいものはいい。スタンダードナンバーになってる」と収録を振り返ってコメント。「エンタテインメントっていうのは先輩の芸をある程度吸収して、それを若い人たちが新しくいい形にして伝承していく、というのが今日の番組でよくわかった」「悲しい話だけど何万人か何千人か花開くことなく去って行った人もいるけど、やっぱり残ったものは素晴らしいなっていう感じがして面白かった」と感想を語った。

また世間のお笑いへの関心について、「今は(視聴率)10%取ったらいいほうだけど、我々のときは25から30%。『昨日つまんなかった』なんて言われるから、できが悪いときは外を歩くの嫌だった。評判がいいときは平気で喫茶店なんか行ってたけど(笑)。そのくらい社会がお笑いに巻き込まれていた」とたけし。かつては横山やすし・西川きよしのほかにWヤングを意識していたといい、「ウケたウケないのケンカみたいなもんで。徹底的に負けたときはショックがすごかった。ウケなかったときって何十年経っても覚えてるんだよね。夢に出てくるときもある。ライブでのしくじりは本当に堪えるよ」と、ツービートとして活躍していた当時を回想する。

「オンタイムでテレビを観るとか観ないとかがあるから、人気があるのかわかりづらい」と現状を分析しながら、「俺はこれからは落語じゃないかと思ってる」と予想。「俺が今度は落語家になって引っかき回してやろうかな。談春さんの弟子になって『立川梅春』っていうので(笑)」と続けるたけしに、所が「そういうこと言ってると、あとで『言わなきゃよかったな』って思いますよ!」とツッコみ、コンビネーションで会場を笑わせる場面もあった。

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ザ・プレミアム たけしの「これがホントのニッポン芸能史」

NHK BSプレミアム 2015年3月21日(土)19:30~21:29
<出演者>
ビートたけし / 所ジョージ / 荒俣宏 / 南沢奈央 / 片山千恵子NHKアナウンサー

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東海落語往来 (か) @kanamyk

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