ツアーへのそれぞれの思い

──リリースを重ねていくにつれて持ち曲の数も増えていくわけですが、好きな曲なのに最近ライブであまりやらなくなった曲とかってありますか？

如月　「The Battle of Identerror」は、好きなのになかなか歌う機会のない曲ですね。

一十三　「やみかわIMRAD」の曲だよね。確かに最近あんまり歌ってない。

如月　あと「弱虫ララバイ」は自分の生誕祭で歌わせてもらいましたけど、ライブで披露する機会は減っていますね。

──今月から東名阪を3周するツアーが始まりますが、このツアーではそういったレア曲も披露されるのでしょうか？

如月　同じ土地に3回行くわけですし、ワンマンではガッツリたくさんの曲を歌えるので、このツアーではいろんな曲をお届けできると思います。

──ツアーに向けて新メンバー2人の意気込みをいただけますか？

未来千代　気持ちで負けないようにしなくちゃいけないと思ってます。もっと前に出ていけるように自分自身、しっかりしたいです。

咎　新メンバーとして入ったからには普通じゃだめだと思うので、人目を引くようなパフォーマンスができるようになりたいんです。メンバーの中でも負けたくないって気持ちもあるので、がんばります！

如月　2人共“ぜん君。っぽさ”を持ってる子なので（笑）。今このグループに入ってくれただけで根性だけはありますから。その根性はライブでも感じています。「この子たちも泥臭いな」って思うとき、やっぱりあるよね（笑）。

一十三　あるある。

──3人は今回のツアーをどういうものだと受け止めていますか？

ましろ　今の5人で初めてできたCDを持って行くわけですから、今の僕ら5人を初めて観る人も多いと思うんです。去年の僕らとは違うんだっていうのをガッツリ見せたいので、気合を入れてしっかり準備して挑むつもりでいます。

一十三　この5人では「初めまして」になりますし、ずっと観てくれている人には「信じて付いてきてくださって、ありがとうございます」というのをしっかり伝えていくことを大前提にして「改めてもう一度がんばらせてください」っていうのを土下座して回るくらいの気持ちでライブをします。

如月　私は逆に、もう気持ちは切り替えていてツアーをやるうえで「申し訳ない」って気持ちはあまりないんです。ただいろんなところで皆さんの信頼を裏切ったシーンはあったと思うので、そこに対しての「ごめんなさい」の気持ちは忘れず、信じてくれた人や今のぜん君。を応援したいと思ってくれる人をしっかり守って生きていきたいなと思うので、その第1歩が今回のツアーかなと思っています。1回1回のライブで全力出して、忘れられない公演にしていきたいなと思っています。

過去をぶっ壊して、また作り直す

──今年の前半は新しいぜん君。を知ってもらうことに注力すると思いますが、それが達成したあとはどんなことを目標にしたいですか？

如月　私たちは世界征服が目標なので「もっともっと、世界中の患いさんが増えたらいいな」って気持ちはずっとあります。だから今年の年末には、昨年末のLIQUIDROOMの倍以上のキャパシティの会場でライブをしたいんです。今年中に武道館は無理だと思いますけど（笑）、それくらい人を集めるつもりで今年も突っ走ります。

──4月18日に行われる東名阪ツアーのファイナルがLIQUIDROOMでの無料ライブなんですよね。新しい5人でもう一度LIQUIDROOMでやりたいという思いは強いんですか？

一十三　そうですね。過去をぶっ壊して、また作り直すんだって気持ちはずっとあります。だから4月のLIQUIDROOM公演で完全に過去を壊して、そこから先に進みたいんです。

如月　4月のツアーファイナルを終えたあとにどういう景色が広がっているのか、まだ全然想像ができていませんから。この5人で今年どこまで行けるのか、私たち自身も楽しみなんですよね。