音楽ナタリー Power Push - リョウガ×ユーキが語る「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」

大切なのは友情コンボ! 超特急の“ガチゲーマー”2人のモンスト愛が爆発

スマホアプリ「モンスターストライク」をもとにした劇場版アニメ「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」が、12月10日に全国公開される。

ナタリーではこれを記念して、さまざまな角度から映画の魅力を紐解くジャンル横断企画を展開中。音楽ナタリーでは超特急から、筋金入りの「モンスト」ユーザーである3号車・リョウガと5号車・ユーキに登場してもらい、作品について語ってもらった。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 須田卓馬

「覇者の塔」も全部クリアしている

──まずは、リョウガさんとユーキさんの「モンスターストライク」のプレイヤー歴から聞かせてください。

左からリョウガ、ユーキ。

リョウガ 「モンスト」が今年で3周年だから……サービスがスタートしてすぐにやり始めたくらいだと思います。

──そうなんですね。メンバーはみんなやっているんですか?

ユーキ ダンサーは全員本気でやってますね。最近コーイチもやり始めたんで、どんどん仲間が増えてる(笑)。

リョウガ 待ち時間にマルチプレイをしたりね。

──ちなみにレベルは誰が一番高いんですか?

ユーキ リョウガです。

リョウガ レベルは僕が一番高いんですけど、持っているモンスターの力の差も関係あるから、実際あんまり勝敗にレベルは関係なくて。モンスター収集は“ガチャ運”にも左右されますし。「獣神祭」限定のキャラも、メンバーそれぞれに違うものを持っていたりするんですよ。全員合わせると持ってないモンスターはいないんじゃないかな? そんな超特急の中でも、僕とユーキはダンジョンもいろいろクリアしていて……。

ユーキ ええ。「覇者の塔」も全部クリアしてます。

リョウガ (爆絶難易度クエストの)「黄泉」と「エデン」もね。

ユーキ ええ。クリアしました。

リョウガ 本当にガチです(笑)。

敵を倒すだけじゃない魅力もある

──どんなところが「モンスト」の魅力でしょう?

ユーキ クエストが1つひとつすごく凝られてるんですよ。適正モンスターを持っていないとクリアできなかったりするパターンもあるし。あとモンスターのアビリティも最近どんどん増えていて……そうなると、「集めたい、クリアしたい!」ってなっちゃうんですよねえ。

左からリョウガ、ユーキ。

リョウガ そう、クリアするための方法が最近どんどん難しくなってるよね。地雷っていう仕掛けがあるんですけど、地雷を取った状態で攻撃しないと敵を倒せなかったり。ただ敵を倒すゲームじゃない、謎解き感覚の魅力もあるんです。あとメンバー間で何より盛り上がるのは、ガチャを引くとき……。

ユーキ あはははは、そうそう!(笑) チャンチャチャチャチャン♪ ストライクショットー!

リョウガ みんなで一斉に「引っ張れ! せーの!」ってガチャを引いて、「パーン!……あれ、誰もストライクショット出てない?」みたいな(笑)。

──そう、リョウガさん先日のワンマンライブで、曲振りのときに「モンスト」のキャラのセリフを言っていましたよね?(参照:超特急“新規ご乗車大歓迎”の5都市ツアー終幕、年末公演見据え「突っ走ります!」

リョウガ (ドヤ顔で)ええ。ちょうど、タクヤと「モンスト」の新しい楽しみ方を見つけたばかりだったんですよ。モンスターたちのストライクショットのセリフが1つひとつすごく凝られているから、それを順番に聞いていくっていう……。

ユーキ 「誰が一番カッコいいか選手権」ね(笑)。

リョウガ 移動の新幹線でずっと聞いてて。「黄泉」や「エデン」、「坂本(龍馬)」なんかもよかったんですけど、僕らが一番カッコいいと思ったのが、最近獣神化して“ぶっ壊れ性能”と言われている「サタン」だったんです。で、「これ、『超えてアバンチュール』の曲振りで言ったら超カッコいいんじゃね?」「いいじゃん、言っちゃいなよ!」っていうノリからの……本当に言ってしまったという(笑)。

ユーキ “2次元愛”を歌う曲だから、意外と合ってたよね。

リョウガ 「届けるぜ。地獄を支配した極上の音をな!」ってね。これからも、どんなストライクショットが出てくるか楽しみにしています。

僕の中の「モンスト」の世界観が広がった

──今少しお話を聞いただけでも「モンスト」への情熱がすごく伝わってきました。で、今回そんな「モンスト」が映画化されまして。お二人にはひと足先にご覧いただきましたが、作品はいかがでしたか?

ユーキ 僕はYouTube版アニメ(「モンストアニメ」)を観ずに映画版を観たんですが、映画を観終わったら俄然「モンストアニメ」に興味が湧いて、一気観しちゃいました。そうすると「モンストアニメ」で張られている伏線が映画版で見事に回収されることがわかるんですよ! だから「モンストアニメ」をまだ観ていない方は、先に観てから映画を観に行ったら絶対に楽しいと思います。点と点がつながっていきますよ。

──なるほど。

左からリョウガ、ユーキ。

ユーキ あと僕が一番感動したのは、(焔)レンたちがケンカをするシーン。仲間に何か言われても「俺は間違ってないし」って折れないレンが、自分の小さい頃とすごくリンクしちゃって(笑)。けど、かなり激しくぶつかったからこそ隠し切れない本音が出て、それを仲間が慰めてくれて……。

リョウガ 仲間たちがレンにすごく優しい言葉をかけてね……って、みんな小学4年生だからね? 精神年齢が僕らよりも完全に上だなって思いました(笑)。

ユーキ あれにはグッときちゃいましたね。

──リョウガさんはどんな感想を持ちましたか?

リョウガ 作品を観て、僕の中の「モンスト」の世界観が広がった気がしました。「こんなに世界観のあるゲームなんだ」って思えたから、1つひとつのモンスターに一層愛着が湧いたし……自分のゲーム画面を観ていても「アニメのような世界が広がっているのかな?」なんて思えて、さらにゲームにのめり込みそうです。あと登場人物の人間関係がすごく素敵で、ところどころに粋な演出やウルッとくるような展開があるのが印象的でした。

ユーキ モンスターのアビリティや特性も、全部忠実に描かれてたよね。

リョウガ そうだね。あと声優さんがすごくなかった?

「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」より。

ユーキ そうなんだよ! あ! 僕気付いたんですけど、エポカの声って水瀬いのりさんですよね? 絶対そうだと思う!

スタッフ その通りです(笑)。

ユーキ ですよね!? 僕すごい好きなんですよ!

リョウガ ユーキすごいな(笑)。あと、ゲノム役の山寺宏一さん。「あんな声も出せるんだ!?」って思った。それにアーサー役は水樹奈々さんだし、本当に豪華。

ユーキ レン役の坂本真綾さんの声も素敵だった。最初、坂本さんだってわからなかったですもん。「やっぱ、声優さんってすごいなあ」と思いました。

──お二人はアニメ好きでもありますけど、アニメ好きの視点から観ても……。

ユーキ すごいです、面白かった。風景の描写もめっちゃキレイだったなあ。あのショッピングモール、行きたいと思ったもん。聖地巡礼も流行りそう。

リョウガ 4人が線路を歩くシーンあったじゃん? あそこは「超特急と“電車つながり”だ! やったぜ!」って思っちゃった。

──気付いたんですが、ユーキさんの衣装、ドラゴンですね。

「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」より。

ユーキ そうですよ! これは超特急のニューアルバム「Dramatic Seven」の衣装なんですが、僕のはドラゴンをモチーフに作られているからオルタナティブドラゴンと仲間です(笑)。友情コンボしたいです。

リョウガ どういうことだよ(笑)。

ユーキ たまたまとはいえ、縁を感じてうれしいですね。

CONTENTS INDEX
特集トップ・作品紹介
ジャングルポケット 斉藤慎二
ヨーロッパ企画 上田誠&角田貴志
スタジオジブリ 鈴木敏夫
超特急 リョウガ&ユーキ
大久保篤
映画「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」2016年12月10日(土)公開
「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」

小学4年生の焔レンは、3人のチームメイトとともにゲーム「モンスト」の開発に協力していた。ある日レンたちは研究所の地下で、現実世界にいるはずのないドラゴンを目撃する。弱っているドラゴンをもとの世界に戻すため、“ゲート”を目指し旅に出ることになった4人。その目的地は、かつてレンの父が失踪した場所でもあった。身勝手なレンはチームの輪を乱し仲間と衝突するが、徐々に自分が1人で生きているわけではないことに気付いていく。

スタッフ

監督:江崎慎平
脚本:岸本卓
ストーリー構成:イシイジロウ、加藤陽一
キャラクターデザイン原案:岩元辰郎
モンスターデザイン原案:近藤雅之
キャラクターデザイン・総作画監督:金子志津枝
美術監督:加藤浩、坂上裕文
色彩設計:大西峰代
チーフCGIディレクター:福島涼太
CG演出:川原智弘
音響監督:明田川仁
音楽:MONACA
撮影監督:野村竜矢
編集:長谷川舞
制作:ライデンフィルム、ウルトラスーパーピクチャーズ、XFLAG PICTURES
製作:XFLAG
配給:ワーナー・ブラザース映画

キャスト

焔レン:坂本真綾(小学生時代)/ 小林裕介(中学生時代)
水澤葵:Lynn
神倶土春馬:村中知
若葉皆実:木村珠莉
影月明:河西健吾
石橋健太郎:北大路欣也
オルタナティブドラゴン:福島潤
アーサー:水樹奈々
ゲノム:山寺宏一
エポカ:水瀬いのり

主題歌

ナオト・インティライミ「夢のありか」

超特急(チョウトッキュウ)
超特急

ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューした。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施。12月に1stフルアルバム「RING」を発表する。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」を発表。さらにインドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演し、海外“初開通”を果たす。9月に10thシングル「Beautiful Chaser」をリリースし、12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月に関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。10月に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリースした。

超特急「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」
2016年12月17日(土)
兵庫県 ワールド記念ホール
2016年12月24日(土)
東京都 国立代々木競技場第一体育館

2016年12月15日更新