より「アイドルらしくない曲」に

──今作の注目ポイントとして、メンバー1人ひとりがフィーチャーされた曲があるんですよね。

星名　初挑戦です。10曲のうち7曲がメンバー1人をフィーチャーした曲になってます。

──各メンバーの楽曲は納得のチョイスですか？

柏木　これからレコーディングする曲もあるので（取材は3月中旬に実施）全部は言えないですけど、「この子っぽいなー」という曲もあれば、意外な曲もあると思います。

──前作との間にベストアルバムが挟まったことも大きいと思うんですけど、既発シングル曲の収録はなく、録り下ろしの新曲のみで構成されているというのも新しい要素ですね。

星名　まだレコーディングは全部終わってなくて、何曲かはまだ歌を入れたり振り付けを覚えたりしているところなんですけど、全体的にフレッシュ感があっていいなと思ってます。

──けっこう変化があるということですか？

真山　かなり変わったよね。もともとエビ中はアイドルらしい曲が少ないですけど、よりアイドルらしくなくなってる。

柏木　今回、いかにもアイドルって曲がないよね。

小林　家でお母さんと一緒に聴いてたら「なんか、大人っぽくなったねえー」って言われました。

廣田　お母さんのマネめっちゃうまい（笑）。歌穂のママが言いそう！

──さっきの話と相反する内容ですけど、中学生を極めながら大人っぽくなっているんですね。

真山　でも、そこがエビ中らしいんじゃない？

──エビ中にとっての「アイドルっぽい曲」「アイドルらしくない曲」の基準は？

真山　コールがしやすいがどうかは大きいと思うんですよ。新曲はどれもコールが難しいと思う。

安本　確かに。ライブでどうするんだろう。

真山　でも、それでいい気がする。このアルバムの内容で、私は対バンに出てみたいです。このアルバムを機会にエビ中を知ってほしい。

星名　うん。今まで「アイドルだからわからない」と思ってた人でも楽しめるアルバムかもしれないです。

春ツアーに向けて

──ツアーはアルバム発売に先駆けてスタートする形になりますが、どんなステージになりそうですか？

安本　どうなんだろう。今はまだ想像も付かないです。

中山　新曲もあるからね。頭が混乱しそう。

廣田　ファミリーにしばらく会ってないから、まずそれが不安です。こんな長期間エビ中ファミリーに会わなかったことってあまりないので。

──やっぱりどうしたって観客は松野さんの不在を意識してしまうと思うんですよね。特にツアー初日は1発目のステージになるので。

廣田　確かに、全部が新しくなるタイミングだから、観ている人のほうが感じると思う。

真山　曲中にいろんなことが見えてくると思います。トーク中はたぶん、いつもと変わらないと思うんだ。

安本　うん。でも新曲のキーが高いから、歌うのに必死になっちゃうかも。

真山　そう！ いじわるなんですよ！ アルバムの新曲は攻めまくりで全曲キツいの。

廣田　キーが平均してどんどん上がってて、レコーディング当日にまた上がるんですよ。ファミリーのみんなには「カラオケで歌うときはつらいよ」って言っておきます（笑）。

最後に中山莉子からひと言

──では最後にどなたか、ひと言バシッと決めてもらいましょうか。

星名　それはもう……莉子ちゃんが。

中山　へっ？

安本　中山さん、お願いします。

中山　はい。まず皆さんと会えるのは、春ツアー初日。今は絶賛アルバムの制作とかでがんばってます。また新たなスタートを切れると思います。

廣田　すごい、なんかできる人っぽい。

真山　文章読んでるみたいだよね。

中山　エビ中の……。

柏木　詰まっちゃった（笑）。

中山　……。

星名　この間も「……」で文章になるからね（笑）。

中山　（小声で）どこまで言ったっけ……アルバムの制作をがんばって……あ！ そして！ 代々木のやつも出ます！

小林　ざっくりしてんなあー！

中山　それも出ます！ あとは……アルバムが出るって言って……新たなスタートが切れるって言って……。

真山　脳内で考えてることが漏れてるよ（笑）。

中山　今後のエビ中も期待ですね、って。

──急に他人事（笑）。

一同　アハハハハハ！（笑）

中山　アルバムお楽しみに!!

星名　強引に締めた（笑）。

安本　上手、上手。

廣田　やすもっちゃん「上手、上手」って（笑）。

柏木　そこまで入れてもらおう（笑）。

──今ので大丈夫ですか？

中山　大丈夫です！