コミックナタリー Power Push - スエカネクミコ「放課後のカリスマ」

ナポレオンもヒトラーも同級生 前代未聞の偉人学園ドラマ

ナポレオン、フロイト、ナイチンゲール、エリザベス一世、一休、モーツァルト、ヒトラー、アインシュタイン、ジャンヌ・ダルク……。誰もが知る世界の偉人たちが、ひとつの教室に集うマンガが話題となっている。月刊IKKI(小学館)で連載中の「放課後のカリスマ」のことだ。

しかもそれは、よくある歴史コメディなどではない。世界観を支えているのは、クローン技術が発展した近未来、偉人のクローンばかりを集めた学園生活、という前代未聞のアイデア。コミックナタリーでは、この類を見ない学園ドラマ「放課後のカリスマ」を徹底研究。作者インタビューから探るアイデアの源泉、詳細な登場キャラクター紹介とともに制作の舞台裏に迫る。

取材・文/淵上龍一 編集・撮影/唐木元

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IKKI COMIX「放課後のカリスマ」(4) / 2010年6月30日頃発売 / 610円(税込) / 小学館 / ISBN:978-4-09-188519-7

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あらすじ

時は西暦2×××年。ナポレオン、エリザベス一世、ナイチンゲール、一休、モーツァルト、フロイト、ヒトラーといった世界中の「偉人のクローン」のみが集うセントクレイオ学園。そこで、ひとり「非クローン」として在籍する神矢史良は、学園生活の中でクローンたちの苦悩を目の当たりにする。そんな折、学園の卒業生であるクローン・ケネディが衆目の中で暗殺された。クローンを襲う謎の勢力、その正体とは? そして、史良の行く末は……?

スエカネクミコ

スエカネクミコ

大学卒業後、株式会社カプコンに勤務。「逆転裁判」「ビューティフル ジョー」といったゲームソフトのキャラクターデザインを手がける。退社後、商業マンガ誌にて活動を開始。主な著作に「成城紅茶館の事情」「プリティ・マニア」など。