YCC特集|マネージャーからロボット研究まで!? エンタメ業界へ羽ばたくYCC卒業生

仕事場
ヨシモト∞ホール

マネージャー 鴨井美幸さん

マネージャー 鴨井美幸さん

高校卒業と同時にYCC入学。ヨシモト∞ホールの舞台進行(劇場スタッフ)として入社し、その後若手班のマネージャーに。ラフレクラン、マテンロウを中心に15組を担当中。劇場勤務だったことを生かして「タレントとの距離を近く」をモットーに芸人たちとの信頼関係を築いている。賞レースの成績が年々上がっていく、テレビ露出が増えていく、という成長過程を見られるのが若手担当ならではのやりがいだという。

YCCに入学したきっかけと、入学してよかったと思うことを教えてください。

ラフレクランと鴨井さん。

お笑いがずっと好きで、よしもとの芸人のライブをよく観に行っていたんです。そのときからよしもとに入りたいなっていう思いがあって、YCCに行くことを決めました。お笑い業界への第一歩になると同時に、いろんな境遇で生きてきた、さまざまな年齢の同期たちと出会えたことで今までの世界観が変わりました。精神的に成長できたと思うし、人生の勉強にもなったので、たとえよしもとに入社できていなかったとしても得られるものは大きかったです。

今も生かされているYCCでの教えは?

鴨井さんへの感謝を述べるラフレクラン。

私はYCC時代、発想をテーマにした課題が苦手で「私なんか向いてない」「できないんだ」とすぐに落ち込んでいたんです。でも講師の方に「できるかできないかじゃない、やるかやらないかだ」という言葉をかけてもらって「やればどうにかなる」「やらなきゃ始まらない」ということに気がついて、今でも辛いときに思い出しています。

印象に残っている授業は?

芸人さんの立場を体験しようということで、ダンスや発声練習、自分たちが演者になってゲームコーナーに参加するという授業はちょっと恥ずかしかったですね(笑)。改めて芸人さんってすごいなと思いました。

ラフレクランからのコメント

西村 すごく良好な関係だと思っています。鴨ちゃんは舞台進行として芸人さんと寄り添ったあとにマネージャーをやっているので、僕たちの目線に立ってくれるんです。

きょん 舞台進行時代から壁もなく、しゃべりやすくて恋バナもします。僕から一方的に相談しているだけですけど(笑)。不満はないですね。ただ唯一、僕から距離をグッと詰めたときに「おめえ気持ち悪いんだよ」っていう目で見られるのは傷つきます。

西村 それはしょうがないよ、マジで気持ち悪いんだもん。すぐ抱きつくし、肩にチューしようとするし。

きょん 言うなよ!(笑)

西村 僕からも1つ言わせてもらうとすれば、素敵な彼氏を作ってほしいっていうことですかね。酒浸りになっているみたいなので(笑)。プライベートも充実させつつ、仕事に精を出してもらいたいです。「私がラフレクランのマネージャーです!」って自信を持って言えるような芸人になりたいと思っているので、これからもよろしくお願いします。

きょん そうだね。いつか僕らが売れたときには、鴨ちゃんに大大大歓迎……。

西村 「大還元」ね。

きょん 大大大還元させていただきます!

西村 一緒にてっぺん獲りましょう!

仕事場
ロボット研究所

ロボット研究所 青山貴幸さん

ロボット研究所 青山貴幸さん

スタイリストからメガネ屋店員、YCC作家コースを経て現在はよしもとロボット研究所でロボットの開発プロデューサーという異色の経歴の持ち主。「アメトーーク!」(テレビ朝日系)などで知られる放送作家・中野俊成氏をはじめとした制作メンバーと共に、ユニークで愛らしい仕草や口調が親しみを与えているソフトバンクロボティクス(株)のロボット「Pepper」のキャラクター設計に携わる。

これまでの経歴とYCCに入学した理由を教えてください。

Pepperと青山さん。

高校を卒業して服飾専門学校に進み、在学中からアシスタントとしてファッション雑誌の撮影などを手伝っていました。その後はメガネが好きだったのでメガネ屋になったんですが、4年ほどで飽きてしまって(笑)。学歴も資格もない僕に何ができるかと考えていたときに、勝手なイメージで「作家なら頭とパソコンさえあればできる」と思いYCCの作家コースへ。特別お笑いを熱心に追いかけていたわけではないのですが、楽しいことは好きだったので、何かのきっかけになればいいなと思って入学を決めました。

作家志望からロボット研究所職員に転身したきっかけは?

作家コースにもデジタルコンテンツを制作するという授業があって、そこで自分はデジタル関連のことが好きなんだなっていう感触を得たんです。作家になろうとは思っていたのですが、卒業間際によしもとのデジタル部門が契約社員を募集していると聞いて、軽い気持ちで受けてみたら受かってしまった(笑)。そこから生配信の業務を担当していて、ひょんなことから当時極秘案件だったPepperのプロジェクトに呼ばれて現在に至ります。

YCCに入ってよかったことは?

青山さん

芸人と企業を連動させてよしもとの動画サイトにどう落とし込むか、といった企画を考える授業は印象に残っています。今ではロボットUXの開発をしていますが、「どうやって面白いことを提供しよう?」と考えるのはテレビやイベントの企画を考える作家の仕事とあながちかけ離れてはいないんです。YCCに行っていなかったらデジタルの世界に出くわさないままだったと思うので、今の僕そのものがないということになります。ロボットの開発をやるなんてことは正直、ハタチのときはまったく予想もしてなかったんですが、今が楽しいですし、今後もこの世界に携わっていたいと思っています。

スクール案内2018年4月入学生募集中
よしもとクリエイティブカレッジ

よしもとクリエイティブカレッジは2008年度にNSCの姉妹校として誕生。各種番組やイベント、ライブなどに携わるスタッフや、クリエイター、構成作家の養成を目的としている。

第3次募集締切:2018年2月末日(必着)
第4次募集締切:2018年3月末日(必着)

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吉本総合芸能学院(NSC)

吉本総合芸能学院(NSC)は1982年に大阪校が開校して以降、さまざまなタレントを輩出。2015年にはトレンディエンジェルがNSC東京校出身者としては初の「M-1グランプリ」王者に。新人オーディションなど芸人としての実力を試すチャンスが豊富で、成績優秀者は在学中から舞台やテレビなどで仕事の現場に立つ。

第3次募集締切:2018年2月末日(必着)
第4次募集締切:2018年3月末日(必着)

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よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ

よしもと沖縄エンターテイメントカレッジは2011年4月に開校。独自の芸能文化が根付いている沖縄での新たな才能の発掘を目指す。「沖縄から世界に発信するコンテンツを」という志を掲げてタレントやスタッフ志望者によしもと流のノウハウを教えている。沖縄国際映画祭など県内各所で行われるイベントにて実践を積む機会も多数。

願書受付締切:2018年4月末日まで(消印有効)

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沖縄ラフ&ピース専門学校

2018年4月に開校する沖縄ラフ&ピース専門学校は、マンガコースとCG・アニメコースからなるクリエイティブ学科、パフォーマーコースとプロダクションコースからなるパフォーミングアーツ学科を用意。各コースでは元「週刊少年ジャンプ」編集長の堀江信彦氏やNetflixオリジナルドラマ「火花」を手がけたプロデューサー・古賀俊輔氏、トニー賞を3度受賞したヒントン・バトルといったクリエイターをレジェンド講師に迎える。入試はなく、入学資格を満たしていれば誰でも出願できる間口が広い学校だ。

2018年3月24日(土)まで願書受付中。

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