男性ブランコとマユリカで2022年を振り返る「DAIBAKUSHOW2022」開催記念インタビュー (3/3)

コロナ禍は、不安というより暇でした

──「DAIBAKUSHOW」はコロナ禍の中、立ち上げられたライブです。みなさんはライブが軒並み中止になっていた時期をどんな気持ちで過ごしていましたか?

浦井 めちゃくちゃ毎日不安でしたね。なんにもすることないし。

中谷 不安やったかな? 覚えてないなあ。

阪本 不安というか、暇でした。

中谷 そうや。暇すぎて、こいつとビスブラのきんちゃんに「毎日TikTokに投稿してくれ」というお願いをされて、それに追われる毎日でした。

浦井 忙しかったんや(笑)。

中谷 不安とか暇とかを感じる間もなく、そればっかりやってましたね。

男性ブランコとマユリカ。

男性ブランコとマユリカ。

阪本 日本中みんながお休みだったので、不安はなかったです。前にマユリカだけお休みっていうことがなぜかあったんですよ。なんやったかな?

中谷 やめてくれ!

浦井 マユリカだけお休み?

平井 謹慎的なやつ?

阪本 2カ月くらい休みで。

平井 何をしたらそんなことになる?

中谷 知ってるやろ! 改めて文字に起こさすな!

阪本 それに比べたら全然。

浦井 あれか、舞台の袖で……。

中谷 それはまた別件や!

──お笑いファンとしては「ライブが再開される」というお知らせだけで元気が出たものですが、みなさんがお笑いに元気をもらった経験はありますか?

阪本 それで言ったら、やっぱり「謹慎」。会社員の方が謹慎になったらやってられないと思いますけど、芸人だとそれも話せますから。

中谷 完全にそれです。

──芸人仲間も笑いにしてくれていましたね(参考:ミキ昴生注目芸人は「謹慎明けのマユリカ」、粗品はセリヌンティウス級の親友をオススメ)。

浦井 芸人だけよね。俳優さんでも笑い話にはできないかも。

平井 厳密には何したんやったっけ?

中谷 むちゃくちゃな遅刻や。

平井 そうか、そっちか。

中谷 「そっちか」ってやめてくれよ。ほかにもある感じを出さんといてくれ。

男性ブランコとマユリカ。

男性ブランコとマユリカ。

男性ブランコとマユリカ。

男性ブランコとマユリカ。

今年こそ取ります、大爆笑

──ここまでたっぷりとお話を聞かせていただきました。最後に1つ脈絡のない質問で、マユリカのコンビ名の由来はよく知られるところですが、それに決まるまでのいきさつを教えていただけませんか?

阪本 地元で夜、中谷の車の中でいろいろ案を出していたんです。「枕少年」とか「かさぶたネットワーク」とか。

平井 「かさぶたネットワーク」ええやん。

中谷 ええか? どれも決め手に欠ける気がして、悩んでいたんですよ。

阪本 で、お互いの共通点から付けてみようということになり、2人とも妹がいるからその名前をとって「マユ」と「ユリカ」で「マユリカ」ってなったときに、電撃が走りまくって。

中谷 ぐわっはっはっはっは!(笑)

阪本 これや!ってなりました。

平井 ビビビッと来たんや。

中谷 しかも共通点で考えだしてから1個目。最短で辿り着いた。

平井 ちょっと運命っぽいもんな。バチッとつなげられたのも。

──周りから「気持ち悪い」と言われるのは心外でした?

阪本 気持ち悪いという自覚はまったくなくて。

中谷 (笑い飯)哲夫さんに「キモい」と言われたんですよ。「え?」って思いました。

阪本 「何が?」ってなったな。

平井 妹の名前つなげてたら、気持ち悪いよ。

男性ブランコとマユリカ。

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──ありがとうございました。では特集の締めとして、「DAIBAKUSHOW」への意気込みをお願いします。

浦井 2回目、出させてもらいます。まだ漫才かコントか決めていませんが、どっちでも会場のすべてのみなさんに届くようにがんばりたいと思います。

平井 今度こそ、今年こそ、“大爆笑”を。今回大爆笑を取れなかったら次は呼ばれないと思う。1回しくってるから。

浦井 “小笑い”は避けたい。

平井 がんばってみなさんの大爆笑、いただきたいなと思います。

中谷 大きい会場ですけど、どこから観てもバーンと笑いを起こせるようにがんばります。初参戦から“大爆笑”に行けるように。

阪本 芸歴の中で一番大きい会場な気がするので、そういう意味では………おかゆ。

平井 どういう意味やねん!

中谷 何杯目やねん、おかゆ(笑)。

男性ブランコとマユリカ。阪本は看板に隠れて平井にちょっかいを出している。

男性ブランコとマユリカ。阪本は看板に隠れて平井にちょっかいを出している。

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男性ブランコ
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マユリカ
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男性ブランコとマユリカ。
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プロフィール

男性ブランコ(ダンセイブランコ)

浦井のりひろ(ウライノリヒロ)
1987年12月3日生まれ、京都府出身。

平井まさあき(ヒライマサアキ)
1987年8月1日生まれ、兵庫県出身。

大学の演劇サークルで出会い、そろってNSC大阪校に入学。同期の大阪33期にはマユリカのほか、ビスケットブラザーズ、コロコロチキチキペッパーズ、元ヒガシ逢ウサカの今井らいぱちと現スーズの高見、ZAZYらがいる。2017年に活動拠点を東京に移し、ヨシモト∞ホールの看板メンバーとして活動。2021年、「キングオブコント」決勝に初出場し、準優勝。「M-1グランプリ」では今年2022年に初の決勝進出を果たしている。

マユリカ

阪本(サカモト)
1990年1月7日生まれ、兵庫県出身。

中谷(ナカタニ)
1989年10月23日生まれ、兵庫県出身。

3歳からの幼なじみ。baseよしもとのオーディションライブを受けていたが、断念してNSC大阪校へ。大阪・よしもと漫才劇場を拠点に活動している。ラジオ関西のポッドキャスト「マユリカのうなげろりん!!」が人気。「MBSヤングタウンNEXT」(MBSラジオ)では水曜パーソナリティを担当している。「M-1グランプリ2022」準決勝進出。敗者復活戦から決勝の舞台を目指す。