林の手紙も、Bコースが泥の97年組に見守られそれぞれの旅立ち

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昨日12月15日、年内いっぱいで解散することを発表しているBコースがGyaO!の生配信番組「よしログ」と、Ustream番組「Bコースそれぞれの旅立ちSP」に出演した。

Ustream番組「Bコースそれぞれの旅立ちSP」で「あなたたち、私達、Bコース、オ・レ!」を披露した、年内解散のBコース。

Ustream番組「Bコースそれぞれの旅立ちSP」で「あなたたち、私達、Bコース、オ・レ!」を披露した、年内解散のBコース。

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Bコースは1997年結成、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のナベ、タケト、ハブのトリオ。オリジナルのコンビネーションギャグを数多く生み出してきたほか、さまざまなイベントで活躍してきた。日替わりMCが登場する「よしログ」では、今回BコースがMCを担当。「解散を発表後、一番今が仲がいい」と楽しそうにスタートした3人は、現在閉店セールのような忙しさだそうで、その様を「解散商法」と名付け「ガリットチュウに勧めようと思ってる」と冗談を言いながら大いに盛り上がっていた。

それぞれ今後はピンで活動していくことになっており、現在ナベを相方として猛烈に狙っているピン芸人がいるということで、ハブとタケトはコンビになっても応援する姿勢を見せるなど、和気藹々とした様子。ゲストには同期でライバルのガリットチュウが登場し、悲しそうな顔を見せていたが、そのままBコースのギャグをパクり、「これもらいます」と宣言すると、タケトからは「ほんとにやってよ! そうやって笑いだけとる芸人が今多い」とツッコんだ。

「思い出がありすぎて」という5人は終始楽しそうに話が尽きず。中でもナベは3人が大学の友達だった頃に戻ったように、解散発表後はプライベートでもよく連絡してくることをタケトが明かした。ところが、その天真爛漫すぎるナベの態度をめぐってハブがガリチュウ裁判所に突如申し立てをする場面も。ナベの専属マネージャーというガリチュウ熊谷はその話を聞き、呆れてしまいナベの今後に大きな課題を残した。

さらにゲストとして先輩の品川庄司が登場。Bコースが初めて出演した番組が品庄の番組だったなど、思い出話に花が咲いた。品庄は、毎月開催しているトークライブ「品庄トーク」のゲストに来年早々3人を呼ぶことを提案。喜ぶ3人だったが、品川は「解散の意味なくなるくらい呼ぶわ」とイジっていた。

その30分後、今度は「Bコースそれぞれの旅立ちSP」がギンナナ金成MCでスタート。会場には引き続き登場したガリチュウのほか、ニブンノゴ!、ギンナナ菊池、マンボウやしろレイザーラモンRGの“泥の97年”同期の芸人たちが駆け付けた。番組スタートと同時にいつものノリで「わー!」と盛り上げた一同だったが、金成が「Bコースが解散するんですよ」というと、ハッといきなり「わーん」「泣いちゃう」と悲しんで見せるチームプレー。いつもとは少し違った表情を見せながらも全員Bコースのために大いに盛り上げるようとしている様子だった。

そして「本日の主役」と呼びこまれたBコースも「イエーイ!」と大はしゃぎで登場。ハブがいきなり安田大サーカスのネタでボケ、ニブンノゴ!森本が「自己紹介のギャグやってくれないの?」と言うと、おなじみ巻き戻しギャグを挟んでの「あななたち、私達、Bコース、オ・レ!」を決めて見せた。

まずは「解散の真相究明!ぶっちゃけBコース!!」のコーナー。しかしすぐさまハブが「方向性の違い。帰り道の」とボケたところから、笑いの空気が充満し、どんどんギャグのコーナーに。同期たちは「そのギャグちょーだい!」と騒ぎだし、またも金成が「ギャグのコーナーじゃないです。泥の悪いところです!」と仕切り直した。そして実際にBコース3人の間で話し合われたことが語られると、同じ年月やってきた同期にとって耳の痛い現実の話も。またナベが起こした「お豆事変」をハブが明かすと、ナベの行動に爆笑の連続ながらも、解散の引き金となってしまったことに対して同期たちの表情にも残念さがにじんでいた。まさに解散の話が出た頃には当然同期たちの耳にも入っており、今だから話せる心情を同期たちも吐露。常に笑いはありながらも、全員同期でさらに“泥の2期”としてライブや番組出演を重ねてきたメンバーだけに、ここではBコース始め全員から飾らない言葉が次々飛び出し、素直な気持ちを明かしあっていた。

そしてトークのタケト、ギャグのハブと違い、ピンになって一番危ないと心配されていたというナベは現在一番多忙だそうで、「解散をきっかけに気づいたんだけど、笑うってすごいな」とまたも天真爛漫な発言。解散を最後まで反対し続けていたナベは、2012年は冒頭から網膜剥離、彼女との別れなどもあり残念な年だったようだが、ピンの仕事の寂しさと大変さの中から改めてこのことに気付いた様子だった。

その後「ヒストリー the Bコース」では、「Bコース結成」から「マネージャーからネタ禁止令」「タケトがおかっぱ頭をやめる」などこれまでの歴史を、ほかの芸人たちの出来事なども交えながら回想。「リクエスト the Bコース」では、ギャグリストの中からみんながやってほしいギャグを次々受け付け、「ちょっとトレイン」「富士サファリパーク」「ごめんなサイドステップ」「僕らは鉄観音」「ふんころがし」とまさに閉店大セール。もちろん同期たちも巻き込んでの即興ギャグやコラボなども続々発生し大爆笑の連続の中、金成は「ひとつ提案なんだけど、解散やめれば」と思わずツッコんでいた。

続く「同期から!! お疲れ様 Bコース」では、同期からBコースへの励ましの言葉を言うということだったが、これまでの空気が一転。全員正直な気持ちをこらえきれない様子で、笑いはさておきBコースに伝えたいことを明かした。昨年2011年にカリカを解散したやしろは「この同期は兄弟に近い。このメンバーじゃなかったら早めに辞めてた」と告白。さらにその元相方・林からのメッセージも。長い林の言葉の中には3人への真摯な問いかけや「解散してほしくないです。嫌です」という言葉が。しかし最後には3人それぞれを心から応援していた。それを受けて、タケト、ハブ、ナベからもメッセージ。タケトは「ライバルなんで負けないぞという気持ち」、ハブは「芸人を辞めようと思った瞬間もあった」、ナベは「Bコースを諦めたけど、芸人を諦めることはしないでほしい。余裕ができたらまた3人で楽しく遊べる時期がくる」と力強く宣言した。

最後は断髪式らしきことを、ということで、ネクタイ、ポロシャツ、ネタ帳にみんなで代わる代わるハサミを入れ、Bコースへの思いを断ち切った。泥の97年組に見送られ、それぞれの旅立ちにふさわしい門出となったBコース。彼らの年内最後の仕事は12月31日東京・新宿シアターモリエールにて行われる野性爆弾のカウントダウンイベントとなる。

なお、この「Bコースそれぞれの旅立ちSP」は近日YNNにて配信。同じく「よしログ」もGyaO!にて近日配信されるので、見逃した人はぜひ見てみよう。視聴方法など詳しくはそれぞれのサイトで確認を。

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