村上ショージ、阿部寛に託され映画PRの全国行脚決定

11月23日（金・祝）より全国ロードショーが開始される映画「カラスの親指」の完成報告会見が昨日8月16日に都内にて開催され、村上ショージらが出席した。

本作は道尾秀介による著作「カラスの親指　by rule of CROW’s thumb」（講談社文庫）の初映画化。どん底生活をしている5名の登場人物が力を合わせて一世一代の大計画を立て、驚愕の逆転劇を繰り広げるエンタテインメント作品だ。ショージはこの劇中、サギ師の役柄で主演の阿部寛と異色タッグを結成。会見にはショージと阿部、原作者の道尾秀介が登場した。

ショージは「吉本を辞めることになってもこの作品があるからいいか、という気持ちにさせてくれた映画です」と熱くコメント。阿部の印象を聞かれると「暑い中で撮影していたので、阿部さんはみんなにアイスクリームを買ってきてくれたり気遣ってくれた」と撮影時のエピソードを明かし、これには阿部も「でも村上さんもみんなにスイカを買ってきてくれましたよ」と報告。ショージは「僕がみんなの足を引っ張っていたので、これ（スイカ）で許してもらえるかもと思って。実際、効果ありました（笑）」と打ち明けた。

またショージは「阿部さんは本当にむっちゃカッコエエなぁ、と。こういう人とコンビを組めたら楽しいなと思って。この映画を機に『タケ（阿部の役名）＆テツ（ショージの役名）』として歩んでいきたいと思っています」と阿部へラブコール。阿部は「自信ないです。お断りします（笑）」と断ったものの「村上さんは知らない間に場の空気を埋めてくれていて、そのことに後から気付いたんですけど、本当にすごい人ですよ」と撮影中のショージの姿を褒め称えた。

会見の終盤には、ショージが本作の「全国プロモーション行脚の旅」に出発することが決定した、というサプライズ的な発表も。ショージはこの発表に「えっ？ 聞いてへんで！」と慌てふためいたが「全国プロモーション行脚中」ののぼりを手に「たしかに阿部さんは公開日まで忙しいと言ってましたし、いちばん暇なのは僕ですよね」と観念した様子。阿部からも「よろしくお願いします！」と要請され「阿部さんがそう言うなら、行ってきます！」と最終的には笑顔で快諾した。