今年2012年秋の全国ロードショーが予定されている映画「カラスの親指」の製作会見が本日2月16日に都内にて行われ、キャストの
本作は直木賞作家・道尾秀介による著作「カラスの親指 by rule of CROW’s thumb」(講談社文庫)の初映画化。どん底生活をしている5名の登場人物が力を合わせて一世一代の大計画を立て、驚愕の逆転劇を繰り広げるエンタテインメント作品だ。ショージはこの劇中、サギ師の役柄で阿部寛と異色タッグを組むことに。撮影の合間を縫って行われたこの会見に、キャスト5名は劇中の「盗聴バスターズ」に扮した作業服で登場した。
阿部に続けて、共演の石原さとみ、能年玲奈、小柳友の挨拶がひと通り済んだ後、マイクを握ったショージ。撮影を振り返り「台本のセリフが長くて緊張した。僕はいつも新大阪―東京間を移動するとき、ちょっとエッチな週刊誌を持っているんですが、みんなに迷惑をかけたらいけないな、と今回だけは台本を持ってました」と赤裸々に告白した。続けてショージは「でも台本が覚えられないんですよ!」と打ち明けると「監督に『セリフを切ることできないですか?』『途中で声が出ない役みたいなのできませんか?』と言ったら『それはムリなんだよ』と言われた。コントだったら自由が効くんですけど、映画は効かないですね(笑)」などと苦労話を一気にまくしたてた。
「本当に追い込まれた」というショージは、さらに「これは俺はどうしよう、と思って。できることなら事故でも起こって、阿部さんが足でも骨折して撮影中止にならんかな……と思ったこともあったんですよ!(笑)」とよからぬ心境を激白。ショージの話を聞いた阿部は「いやー、ショックですね。足の骨を折ることを期待されていたとは!」と真っ向からリアクションを返して、会場の笑いを誘った。
「関西弁の人間が関東弁でしゃべる、ということにも苦労したんですけど、みなさんの暖かいご支援やご指導のもとでできた。すごく嬉しかったです」とも語ったショージ。阿部は「現場ではショージさんにまるで家庭教師みたいに助監督がついてて、1週間くらいずっと掛け合いをやっていた。いいセリフが後半に出てくる。ショージさんが頑張ったのが最後には実っていると思う。そばにいて、すごくいいお芝居をしていた」とショージの奮闘ぶりを語り、作中での名コンビぶりをうかがわせた。
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