「私のことは嫌いになっても」爆笑と悲鳴の「戦え!昆虫ランド」

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昨日8月4日、渋谷・ヨシモト∞ホールにて、イベントライブ「戦え!昆虫ランド~芸人がいろんな昆虫になって戦います!~」が開催された。

8月4日(土)、渋谷・ヨシモト∞ホールにて開催されたイベントライブ「戦え!昆虫ランド~芸人がいろんな昆虫になって戦います!~」。

8月4日(土)、渋谷・ヨシモト∞ホールにて開催されたイベントライブ「戦え!昆虫ランド~芸人がいろんな昆虫になって戦います!~」。

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「幻の虫写真コンテスト」で最優秀賞に選ばれた、おじきとタメさんの作品。躍動感あふれる楽しんご虫と、背後の坂虫のコラボが高評価となった。

「幻の虫写真コンテスト」で最優秀賞に選ばれた、おじきとタメさんの作品。躍動感あふれる楽しんご虫と、背後の坂虫のコラボが高評価となった。

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同ライブでは、芸人たちが自分で考えたオリジナルの昆虫に扮し対戦。衣装や被り物はほとんど手作りで、その特徴や技などに笑いがふんだんに盛り込まれたアイデア満載の昆虫祭りとなっている。3回目となる今大会は子供人気を受けて、内容も子供向けにリニューアル。司会に登場したポテト少年団・菊地も「虫のことが大好きなおじさんです」と挨拶した。レフェリーは“天下虫武道会のミスター虫”ことミスター坂虫(アホマイルド坂本)。今回は自らも虫となり頭に触角を付けて登場し、会場からは「かわいいー」と声が上がった。ルールは「殺したり、相手を食べると失格」「各対戦の勝者が、絶対王者ヘラクレス大宮地とバトルロイヤル」というもの。勢いよく登場したヘラクレス大宮地(ニブンノゴ!宮地)は「負ける気がしない!」と豪語し、王者ぶりを見せつけた。

第1試合はオオクワカタ(長田)&ヒモクイムシ(松尾)のチョコレートプラネットチームと、ザ・メス(じろう)とおしゃれカジリムシ(長谷川)のシソンヌチームの対戦。まずオオクワカタがザ・メスに襲い掛かり、恥ずかしがるザ・メスのお尻を狙ってリングから落とした。続いておしゃれカジリムシが鋭い爪でオオクワカタに迫るも、興奮したオオクワカタは武器の肩カッターを外して本気の蹴りを連発。ところが勢い余って転倒しリングから転げ落ちてしまった。ヒモクイムシは自らしゃぶった紐でおしゃれカジリムシを威嚇。ところがおしゃれカジリムシは決死の覚悟で紐を掴んでヒモクイムシの紐をすべて奪い取り弱らせ、勝利を収めた。

第2試合はナナフシ(ノンスモーキン中尾)とダンスミツバチ(ノンスモーキン菊池)が、会場から投げられるスギ花粉とヒノキ花粉をより多くバケツにキャッチしたほうが勝ちという「花粉キャッチバトル」でコンビ対決。擬態で動けないナナフシに対して軽やかに動くダンスミツバチは会場を優雅に飛び回り、「オンバトだったら蓋閉まらない」とポテ少菊地の解説とおり圧勝に思えた。しかし、ここで花粉によく似た坂虫レフェリーの触覚が1つなくなってることが発覚。どうやら花粉に間違えてどちらかのバケツに入ってるということで、急遽触角を持っていたほうが勝利というルールに変更。触角はダンスミツバチのほうに入っており、坂虫レフェリーも無事平衡感覚を取り戻した。

第3試合は、うるおい虫(ポテト少年団・中谷)&ヒャクホシテントウ(ポテト少年団・内藤)と、オモラの幼虫(御茶ノ水男子)の「卵奪い合いバトル」。動きの鈍い幼虫だったが、口からスプレー状の攻撃を仕掛けるなど積極的に威嚇。さらにキャラも動きもフワッとしているポテ少2人を翻弄している間に胴体部分が脱皮し、ライダー風の応援団が生まれ勝利をものにした。ここで幻の蝶「楽しんご虫」が会場に出現。急遽「幻の虫写真コンテスト」が行われた。観客は、華麗に会場を飛び回る楽しんご虫に「こっち見て!」と声をかけながら激写。楽しんご虫も声のするほうに飛んでいきながら、開脚や「虫注入!」などのポーズを決めて軽やかに去って行った。

第4試合は、勉強カマキリ(佐久間一行)と有名虫がたくさん集まるカベ(もう中学生)のリベンジマッチ。対決は「『バルサンがたかれた』バトル」で、会場後方から「だるまさんが転んだ」と同様のルールでレフェリーの「バルサンがたかれた」の声の間だけ動き、先に舞台の蜜を吸ったほうが勝ち。真面目な勉強カマキリはレフェリーから見えずとも自ら動いたことを自己申告し振り出しへ。それでも動きのにぶいカベにリードし蜜にたどりつくも潔癖のためストローに触らず。その間舞台にたどり着いたカベに武器の鉛筆の芯をストローに見立て妨害を試みるも、カベはスルーしストローへ。これには「ボケを潰すんじゃない!」とポテ少・菊地から物言いが入り、一度芯をくわえてからストローで蜜を吸い取り、佐久間に2連勝した。

第5試合はフォ~カマキリ(くまだまさし)とニセムカデガニモドキ(Bコース・ハブ)。必殺技の宴会芸で次々会場を沸かすフォ~カマキリに対し、ムカデでもカニでもないニセムカデカニモドキの、ダンボールとは思えない絶妙な何十本もの足の動きには会場から悲鳴が。対戦方法は、会場後方の果物を取り合う「果物ゲットバトル」で、虫たちは紙風船をたくさん体に付けており、果物までの道中にはスポンジの棒を持った観客が待ち構えている。フォ~カマキリは子供たちを、ニセムカデガニモドキは女性を狙って突進。会場は笑いと悲鳴で大騒ぎとなった。勝敗は長い尻尾に唯一割れていない風船を残していたニセムカデカニモドキの勝利。観客にさんざん気持ち悪がられたニセムカデカニモドキは涙ながらに「私のことは嫌いになっても、昆虫のことは嫌いにならないでください」と訴えた。

ここで、VTRを使った「擬態忠クイズ」を開催。映像に隠れた虫たちを会場の観客たちが当て、緊迫した対戦の雰囲気から一転、会場は和気藹々とした雰囲気となった。そして最後はこれまでの勝者が一堂に会し、王者ヘラクレス大宮地に挑戦。大宮地はヘラクレストルネードでいきなり全員を吹き飛ばし、後ろから襲い掛かるおしゃれカジリムシ、ザ・メス、ダンスミツバチ、カベ、オモラを一撃でなぎ倒した。さらにニセムカデカニモドキにはジャイアントスイング。再度全員で束になって大宮地に襲い掛かるもものともせず撃破し、「もっと強い昆虫、来年かかってこいや!」と雄たけびをあげた。果たして来年はどのような昆虫たちが姿を見せるのか。年々盛り上がるこの昆虫大戦争をぜひお楽しみに。

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