1999年に結成されたポテト少年団は、菊地、内藤、中谷の3人からなるトリオ。中谷が芸人を引退することにともない、今月放送された「芸人報道」(日本テレビ)にて解散を発表していた。これまで幾度となく立ち続けたルミネのステージで、3人は歌に乗せた自己紹介など通常どおりのネタを披露して会場の大きな笑いを誘う。特に解散のことを客席に告げぬまま、ポテト少年団はトリオとして最後の出番を終えた。
終演後に記者取材会が実施され、菊地は最後に披露したネタについて「ルミネでは有名人の方がいっぱい出てる中に出させてもらっていたので、自己紹介のネタをよくやっていました。最後で急に変えると気持ち悪いので一番やってたネタをやりました」と話し、内藤も「いつも通りのオーソドックスなパターン」と菊地の話に同意。中谷は「忘れないで!という思いがありました(笑)」と胸の内を明かした。
中谷は芸人引退後について聞かれると、「今日終わってから考えようと思っていました。明日から考えます」と回答。「芸人報道」ではカラテカ入江がいつか創設するであろう会社で働くといったアイデアが披露されており、そんな中谷に内藤は「真面目だから普通の仕事もちゃんとできそう」とお墨付きを与えるが、菊地は「与えられたことはしっかりこなせる奴なので大丈夫。ボスを間違えれなければ確実に成功しますけど、入江さんだと危うい(笑)」と懸念して記者の笑いを誘った。なお菊地と内藤は今後ともにピンで活動する。
この取材会では、3人がこれまでのルミネでの出番や中谷が大きな仕事で遅刻したエピソードなどの思い出話に花を咲かせ、内藤が「もっとケンカして終わったほうがよかったのかな?」、菊地も「解散ってギスギスするものかと思ってたけど意外とそうでもなかった」と仲睦まじく語る。中谷はそんなポテト少年団での活動を「他人同士じゃなく家族みたい。2人のお兄ちゃんに頼りすぎていろいろ怒られました(笑)」と表現。菊地は「僕からすれば2人の息子を連れてお父さんもお母さんも自分でやった(笑)」、内藤は「仲がよかったからよくも悪くも学生時代の延長。青春だった。青春が長くて楽しかった」と振り返った。
最後に読者へのメッセージとして、内藤は「ポテト少年団はもともと入れ替わり自由というコンセプトで始めたので、もしかしたら人が変わって復活するかも(笑)」と話して期待を持たせる。菊地は「本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べつつ、「そのまま応援してください。この先もがんばります!」とピンでの活動に意欲を燃やす。中谷は「感謝しかない。経験を踏まえてこれから精一杯生きていきたいと思います!」と明日からの人生を見据えた。
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