漫才の甲子園が地区予選スタート、スリムクラブも応援

昨日7月14日、漫才の高校生ナンバーワンを決める大会「ハイスクールマンザイ2012～H-1 甲子園～」の地区予選が全国各地で開幕した。

大阪で近畿地区予選、宮城で北海道・東北地区予選、沖縄で九州・沖縄地区予選がそれぞれ開催。埼玉・越谷のイオンレイクタウンmoriで開催された関東地区予選には20組の高校生が登場した。なお前説として姿を見せたのは昨年2011年の「ハイスクールマンザイ2011」を制したコンビ、ドラッパ。現在大学生となり、昨年の“賞品”によってNSCに在学している彼らは、ディフェンディングチャンピオンらしいネタ運びで場を温めた。

650人の観客の前でMCを務めたのはスリムクラブ。冒頭で内間が「温かく身守ってあげてくださいね」と呼びかけると、真栄田も「内間さんに対してよりも温かく見てやってください」と返して笑いを誘った。2人は高校生達のネタを「こんなにレベルが高いとは思いませんでした！」と驚きながら見守ることに。出場する高校生の比率は男女比半々で、緊張してネタが飛んでしまう生徒ももいた。その初々しい様子に、真栄田は「ネタが飛んでしまった姿も、不思議なことに本当に面白いんですよね。内間さんも勉強しないと（笑）」と語り、内間も「ええ、もちろんすごく勉強させてもらってますよ」とポジティブに捉えていた。

この日「イオン賞」を獲得したのは高校3年生のコンビ・しゃべり寿司。過去にもこの大会に挑戦した経験があるという彼らは、度胸をつけるべくプロが出演するお笑いライブにも出演したことがあるという。この日のステージでは、おのおののキャラが存分に開花し、スリムクラブも「今すぐテレビに出ても映えるんじゃないですか」と太鼓判。しゃべり寿司の2人は「今までやってきて、初めて賞をいただけました！」と喜びを爆発させた。

予選終了後、真栄田は「すごく面白かったし、感動しましたね。優勝した2人も、3年間頑張ってきて、初めて賞を獲ったという喜びが伝わってきましたから。笑いプラス感動。みんな漫才を楽しんでいるのがいいですね。人柄が見えて面白さが倍増する。素晴らしい大会だと思います！」とコメントしたほか、出場者のレベルについても「個性的だし、どの組も優勝を狙えるくらいに見えた。僕らができないくらいのテンポのいい漫才とかもあって、純粋にすごいなと（笑）」とあらためて感嘆。内間も「みなさん本当にピュア。見てて素直に感情移入できました」も笑顔で振り返った。