「生放送が無理だと思っていた」元祖いちごちゃん、「最大の敵はコンプラ」山里も震える

「キングオブコント2025」の決勝進出者発表会見が9月5日、東京・TBSのスタジオにて行われ、スケジュールの都合で欠席となったレインボー以外の9組、しずる、ロングコートダディ、ファイヤーサンダー、うるとらブギーズ、や団、青色1号、ベルナルド、元祖いちごちゃん、トム・ブラウンが登壇した。中でも異彩を放っていたのが、初のファイナリスト入りを果たした元祖いちごちゃん。ダークホースならではの立ち振る舞いやコメントで会見を盛り上げた。

植村侑史、ハイパーペロちゃんの2人からなる元祖いちごちゃんは2014年より活動。フリー期間を経て2019年1月に浅井企画に所属している。

スタジオにふらっと入ってきた不審者のような雰囲気を醸し出す2人に、ほかのファイナリストたちは「ダメだよ、入って来ちゃ！」「警備手薄だな」とざわざわ。ハイパーペロちゃんが報道陣の中に女性の記者を見つけて「女だ……！」と近づこうとするボケを放つと、「さすまた持ってきて！」という記者会見で出るはずのない言葉がスタジオに響き、冒頭から個性的なキャラクターを印象付けた。

初の決勝進出に「出られるんですね」と誰より自分たちが驚いている様子。「生放送が無理だと思っていた」と述べると、会見MCを務めた南海キャンディーズ山里は「まだギリギリそう思ってます！」とお笑いファンの思いを代弁してみせる。植村は「びっくりしたんですけど、1回も密着カメラがつかなかった。完全にノーマーク。わざとカメラマンさんの前でネタ合わせしたけど一度も撮られなかった」と嘆き。ハイパーペロちゃんは会見の様子を収めている多数のスタジオカメラに「おっきいカメラ、すごいうれしいです」と喜んだ。

ライバルを聞かれた場面では、「最大の敵はコンプラですね」と答えて笑わせ、「覚悟しとけ！」とおどける2人に「『コンプラ覚悟しとけ』は、TBSが震え上がる！」と山里。「あなたたちの言葉はリアルすぎる……！」と恐ろしさを感じつつも彼らの活躍に期待する。

稽古場がないため、外でネタ合わせをしたきたという元祖いちごちゃん。「あなたたち売れてるから、中入れるでしょ？ 僕ら河川敷ですから」とほかのファイナリストとの違いを強調し、「この悔しさをバネに」と意気込んだ。

史上最多3449組がエントリーした今年の「キングオブコント」。激戦を勝ち上がった10組による決勝は10月11日（土）に生放送され、MCは例年通りダウンタウン浜田が務める。

TBS系「求人ボックスpresents『キングオブコント2025』」決勝

放送日：2025年10月11日（土）
＜出演者＞
MC：ダウンタウン浜田
ファイナリスト10組
ほか