フースーヤが主演映画の舞台挨拶に登壇、田中ショータイムの演技は伸びしろがすごい？

オムニバス形式のホラー映画「劇場版ほんとうにあった怖い話～ゾクッ事故物件芸人～」で真空ジェシカ・ガク、9番街レトロ京極、フースーヤが主演を務めるのは既報の通り。本日8月1日に東京・池袋シネマ・ロサで初日舞台挨拶が開催され、フースーヤと金子智明監督が登壇した。

投稿で寄せられた恐怖エピソードを芸人たちの視点で再構成し、笑いと恐怖が交錯する物語を届ける「劇場版ほんとうにあった怖い話」シリーズの最新作。フースーヤは第3幕に登場し、売れない漫才コンビ・池田と小西を演じることに。鳴かず飛ばずの状況で追い込まれた池田は、事故物件で生配信をするという突飛な企画を提案。覚悟を決めて臨んだ配信の画面には奇妙な何かが映り込んでおり……。

舞台挨拶に登場したフースーヤの谷口は「作品上映中に会場の外から聞き耳を立てていたんですけど、ちょうど僕たちが漫才をしているシーンで『おしっこシャー！』という大声が聞こえてきた。どんな映画!? それを聞いて僕も1回おしっこに行きました」とコメント。田中ショータイムから「なんでなん!? それは水の音を聞いておしっこ行きたくなるおじいちゃんやから」と指摘される。

撮影について金子監督は「初日は正直けっこうヤバいなと思いました。最初のシーンで田中さんが10テイクくらい撮り直した（笑）」と述べ、谷口も「こいつ（田中）めっちゃ大根！ もう1回観に来てほしい！ こいつの『もうええて』の部分を特に！」とイジる。一方で金子監督は「撮影した2日間でどんどんよくなってきた」とも話し、田中は「伸びしろがすごい。裏の楽しみ方として僕の成長を見てほしいです。たった2日間だけやったけど、クランクアップのときはジーンときて『もう終わりかぁ』と思いました。俺、まだまだいけますわ！」と今後の役者活動にも意欲を見せた。

司会からは「今年のM-1の目標は？」という質問も。谷口は「準優勝！」と述べ、田中から「準優勝かい！ どっか行けやお前！」とツッコまれる。また本日「キングオブコント2025」の2回戦に出場してきたことにも話が及び、田中は「トップバッターでタイムオーバーしました。『おい、ちょっと待て！』というセリフのあとに（タイムオーバーの）爆発音がして、俺がすごい魔法を使ったみたいになりました」と振り返り、会場の笑いを誘っていた。

「劇場版ほんとうにあった怖い話～ゾクッ事故物件芸人～」は、本日より池袋シネマ・ロサ、8月16日（土）より大阪・シアターセブンにてロードショー。全国でも順次公開される予定だ。ガクが出演する第1幕は、脱サラして芸人を目指し、恋人の香織と共に地元から上京した新山岳人の物語。第2幕では、生活費を稼ぐために廃品回収のアルバイトをしている売れない芸人・後藤楓介に京極が扮した。キャストにはグランジ五明、11月のリサ大森、チャーリーいたがき、ばんこく、川瀬莉子、ちばひなの、郷原利紗、夕、中野マサアキも名を連ねている。