本日2月9日、お笑いコンクール「第6回 たけしが認めた若手芸人
「ビートたけし杯『お笑い日本一』」は、ビートたけしが名誉顧問を務めるイベント「江戸まち たいとう芸楽祭」の一環として行われているもの。6年目となる今回は、キャメル、
オープニングでは、高田やナイツのほか、サプライズで
8組のネタが終わると、たけしは「今日のネタ時間は4分半か。みんなネタを端折って焦ってる感じがあった。笑い待ちもできないし、後ろから見てて、かわいそうだなあと思っちゃった」「新人だと本人のバックグラウンドがわからないからネタだけの判断になっちゃうな。もっと人間性の面白さが伝わるといい。きよしさんだって、あんな死にかけてるけど笑っちゃうもんな。動物園で変な犬見てるみたいな(笑)」と講評。さらに「優勝者を発表するけど、本当のこと言うと全員失敗してる。思ったよりウケてなかったな(笑)」と本音を述べ、塙から「優勝者いるだけですごいんだから! 該当なしの年もあったんだから!」とフォローされた。
優勝者がヤーレンズに決定すると、たけしは2人そっちのけで、ちゃんぴおんずを「俺が一番嫌いなネタ(笑)。六本木のスナックで田舎もんがよくやるやつ」とうれしそうにイジり始める一方、「間をちょっと詰めすぎたんじゃない?」と具体的なアドバイスも。最後は芸人全員に向けて「お笑いは関西弁の威力がすごくて、関東はずっと押されてるんだけど、大阪が本場なんてことを言わせないように、みんなでがんばっていただきたい」とエールを述べた。
大会後の取材会では、記者からの「ヤーレンズとほかの出場者の決定的な差は?」という質問に対し、たけしは「ほかのメンバーは決められたボケをウケる・ウケないにかかわらず連発してる。ネタ時間が短いから間を取れないとは思うんだけど。そんな中で一番余裕を感じたのはヤーレンズかなと思った。場慣れしてる」と回答し、高田は「ヤーレンズは手数が無駄に多い(笑)。それが魅力かなと思います。東京からこういう人が出てくるのは楽しみだな」とコメント。ヤーレンズ楢原は「とにかくうれしい。『M-1』では悔しい思いをしたので『たけし杯』だけは獲りたかった。直前にライブをしこたま入れて調整してよかった」、出井は「年明けからはずっとここに向けてやってきた。来年ネタ時間が延びるならもう1回出たい」と話した。
たけしは現在のお笑いシーンを「今の漫才師は腕はみんなすごいんだけど、全体的にレベルが上がってる分、飛びぬけてる奴がいない」と分析。さらに「昔は料理屋でも、すごくうまい店とすごくまずい店があって一極集中だった。それはお笑いも同じ。今は全員のレベルが近付いてるから何か決定的な差がないとスターは生まれないかな」と総括していた。
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