ハンジロウが“過去最高レベル”の「ビートたけし杯」優勝、たけし「みんな同じくらいうまい」

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本日2月8日、お笑いコンクール「第5回 たけしが認めた若手芸人ビートたけし杯『お笑い日本一』」の本選が東京・浅草 東洋館で開催され、ハンジロウが優勝した。

左からナイツ、ビートたけし、ハンジロウ、高田文夫。

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ハンジロウ

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「ビートたけし杯『お笑い日本一』」は、ビートたけしが名誉顧問を務めるイベント「江戸まち たいとう芸楽祭」の一環として行われているもの。5年目となる今回は、オッパショ石、センチネル、TCクラクション、ハンジロウ、ポンループまんじゅう大帝国や団ヤーレンズが激突し、審査をビートたけし、高田文夫、ナイツが担当した。

優勝が決定した瞬間のハンジロウ。

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過去には優勝者なしという結果になったこともあるシビアな大会だが、今回はナイツが「過去最高レベル」と絶賛する激戦に。たけしも「大体みんな同じくらいうまいんだよ。若手だっていってるけどベテランみたいで笑い待ちなんかしちゃってちょっと腹立たしかった(笑)。去年までのあいつらとはまるで違う(笑)」と賞賛した。カフェを題材にしたコントを披露したハンジロウは、優勝が決まると「えぇー!?」と驚愕。たけしは、ハンジロウたーにーに「お前、でけえなこの野郎」と悪態をつきつつ、コントに関しては「ネタが新鮮。よくまとめたなという感じ。後半部分が特にうまくいってる。違うネタも見てみたかった」と評した。

たけしはウケ量ではセンチネルも負けていなかったことを指摘し、さらに1組1組に「もうひとくだり入れたほうがいい」「途中で立場を逆転させるといい」といった具体的なアドバイスを送り、芸人たちを感激させる。また総評を求められると「今の人は俺らの時代と違って、うまくて器用なんだけど危険度がないかな」と語り、最後は「来年もやって、面白ければ誰でもいいんだということをわからせたい」と次回大会の開催を宣言した。

フォトセッション中、ハンジロウ(右)に話しかけるビートたけし(左)。

フォトセッション中、ハンジロウ(右)に話しかけるビートたけし(左)。[拡大]

大会後の記者会見で、ハンジロウ・しゅうごパークは「約20年間、『しゃもじ』というコンビ名でやってきたんですが、あまりにも字画が悪いということで、去年思い切って改名をしたんです。その効果がさっそく表れたような気がします」と笑顔を見せる。また、たーにーは「たけしさんに褒めていただいた部分が急遽昨日足したところだったんです。ネタをギリギリまで調整してよかったので、今後もそうしていきたいと思いました」と話していた。

たけしは「去年はあまりにもヘタクソな奴らばっかりで大丈夫かなと思ったんだけど、今年はみんな腕がよかった。ただ若いのに舞台慣れしちゃってるなという怖さもあった。もうちょっと初々しい奴が、人気が出て芸がすごくなっていくというのが最善のパターンなんだろうけど」とコメント。またここ数年のお笑いシーンについては「コンプライアンス云々で好きなことが言えない時代になったのでお笑いを目指してる人にはつらい時期かなと思っている」「今は芸人がみんな化学薬品で芽を出した植物みたいに見えてしまって、有機農業のすごさがあまり感じられない時代になっている」と評する一方、「そろそろ『有機がいい』という雰囲気がまた出てきた気がするので、これからまた新しいお笑いのスタイルが生まれると思う。不毛の時代はやっと終わりかかっている」と新たな潮流に期待した。

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