坂田利夫が老衰のため82歳で死去、間寛平夫妻に見守られ

坂田利夫が12月29日に老衰のため大阪市内で死去したことを、12月30日に所属事務所の吉本興業が発表した。82歳だった。

1964年にデビューした坂田利夫は1967年に故・前田五郎と漫才コンビコメディNo.1を結成し、数々の賞を受賞。「あ～りが～とさ～ん」「あんたバカね、オホホ～」といった代表的なギャグを多数持つ。「アホの坂田」の愛称でお茶の間に愛され、1972年に発売したレコード「アホの坂田」も大ヒット。2009年にコメディNo.1を解散したあとは「坂田利夫スペシャルコント」で大阪・なんばグランド花月、京都・よしもと祇園花月などの舞台で活躍した。2022年4月には吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」に出演。同年7月30日、 大阪・YES THEATER で開催された「さざなみ寄席」に出演したのが最後の舞台だった。

「あっちこっち丁稚」（朝日放送）で共演した後輩の間寛平とは54年間の親交がある。先日は82歳の誕生日を間寛平夫妻にお祝いしてもらい、最期も親族と間寛平夫妻に見守られながら息を引き取ったという。また、若手の頃から西川きよし・ヘレン夫妻と仲が良く、西川家に居候して3人で切磋琢磨した。

通夜、葬儀告別式は近親者で執り行われる予定。