ケンコバ、くっきー！、バカリ、麒麟川島、横山由依がマンガ語る、ゆでたまご嶋田の話に感動

今月3月25日（土）に「ケンコバ・くっきー！の漫道王国」（CSフジテレビONE）と題した番組が放送され、MCのケンドーコバヤシ、野性爆弾くっきー！、横山由依、スペシャルゲストのバカリズム、麒麟・川島、マンガ家ゲストの嶋田隆司（ゆでたまご原作担当）が出演する。

これはケンコバが出演する「漫道コバヤシ」の10周年記念特番で、「野性爆弾のヴィンテージ王国」（いずれもCSフジテレビONE）との合同特番。「漫道コバヤシ」レギュラー放送では、ケンコバが大好きなマンガ家に会いに行き、作品の誕生秘話や裏話などを引き出している。今回の「ケンコバ・くっきー！の漫道王国」は東京・ヨシモト∞ホールで先日公開収録が行われ、マンガ好きの出演者たちがそれぞれの「俺の漫画大賞」を紹介したほか、ゆでたまごのムエタイマンガ「蹴撃手マモル」について深堀りしていった。

この公開収録には7000人の応募があったことが冒頭で明かされ、ケンコバが「武道館でやれた！」と反響の大きさに驚いてみせたほか、バカリズムが「楽しければ放送なしでもいい（笑）」、川島が「このメンバーでマンガが語れるのは、休みよりラク！」と収録に期待を寄せる。「俺の漫画大賞」のコーナーでは各自がオススメのマンガを続々と紹介。このコーナー後半には、くっきー！が人気マンガの中からトーナメント形式で最強のキャラクターを決める「学生最強賞」を自作イラストと共に発表していき、番組を盛り上げた。

主に「キン肉マン」で知られるゆでたまごだが、短期間で連載が終了した「蹴撃手マモル」を深掘りするのもこの特番の注目ポイント。番組内では、その歴史に残る最終回などが語られていく。作品に登場するシーンを写真で再現するべく、ケンコバが実際にバンコクを訪れた際のVTRも。そこで次第に明らかとなる、今回扱われるマンガが「蹴撃手マモル」になった理由とは。もちろん「キン肉マン」読者の芸人たちは「キン肉マン」にまつわる気になる話も嶋田に次々と質問していった。

収録後にケンコバは「僕のバンコク調査VTRが、みんなからブーブー言われるとは思わなかった（笑）。そこがシミュレーションと違いました」ととぼけてみせ、そのVTRの内容が芸人たちから改めてツッコまれる。くっきー！は「コーナーを背負わせてもらって、自分の中では会心だった」と「学生最強賞」の発表に胸を張り、横山由依は「皆さんがマンガをすごい熱量で話している場にいられるのが本当に楽しかった」と話した。

バカリズムは「僕がちょっとだけ紹介したマンガは、今まで周りで読んでいる人がいなかったけど、この作品のことを皆さんと話せてよかった」とうれしそう。川島は「嶋田先生とは四半世紀ぶりくらいの再会。『キン肉マン』のこれからや裏話を聞けて感動した」と述べつつ、「先生が登場するシーンは“乱入”だったけど、声が小さかった（笑）。あれが聞けるのはこの番組だけ！」と収録を楽しく振り返った。

出演者コメント

──ゆでたまごの嶋田隆司さんがゲスト出演されました。改めてゆでたまご作品の魅力はなんでしょうか？

野性爆弾くっきー！：キャラ立ちがすごい！

ケンドーコバヤシ：あれだけのキャストは、ほかのマンガにない。「エンドロール、いつまで続くねん」くらいの。

バカリズム：整合性、度外視してますよね（笑）。「面白いほうにどんどん変えていく」というのは素晴らしいと思います。実際面白いですし。

ケンドーコバヤシ：“ゆで理論”って言葉があるくらいですから。

麒麟・川島：一番敏感な思春期に読んで、しみついてます。いろんなキャラクターにカリスマ性がある。

──多忙な中でマンガを読む際の、ベストのシチュエーションは？

ケンドーコバヤシ：吉本の芸人は大阪に行くことが多いので、移動のときですかね。

麒麟・川島：新幹線の中が多いですよ。意外とちょっと雑踏があったほうがいい。移動中、一番集中して読みます。

野性爆弾くっきー！：新幹線の中でマンガを読みながら泣いちゃうときがあって、あれは辛いよね。

バカリズム：僕は風呂です。自分の好きなマンガはコミックスで買いつつ、持ち歩けるように電子書籍でも買うようにしているので、スマホで読んでいます。普通に1時間くらいはお風呂に入りながらマンガを見てます。

ケンドーコバヤシ：ゆいはん（＝横山由依）は、かつてたかみな（＝同じAKB48メンバーだった高橋みなみ）が説教を始めたときに、スマホでこっそり読んでいた？

バカリズム：「マンガチャンス！」って（笑）。

横山由依：そんなんしてないですからね（笑）。私はカフェで読んでます。

麒麟・川島：それで言ったらキン肉マンに「ティーパックマン」というキャラクターがいます。最近また（連載中の「キン肉マン」に）出てきたんですよ。

ケンドーコバヤシ：今日の嶋田先生、マジでNGなしで質問に答えてくれたね。30年ぶりの真実が明かされました。