ウーマンとスーマラが予選通過、来年3月「ytv漫才新人賞」開催
2011年6月14日 17:42
7月7日(木)に「漫才☆維新~ytv漫才新人賞選考会」(読売テレビ)が放送される。
読売テレビでは、若手ディレクターが中心となり、上方演芸の代表である漫才に正面から取り組む「漫才プロジェクト」をスタート。これまで「上方お笑い大賞新人賞」「笑いの超新星」などの番組から、現在活躍中のさまざまな芸人を輩出して同局が、今回新人賞を新設しこの「漫才☆維新」で、新たな人材の発掘を目指す。
「漫才☆維新」は年3回実施。コンビ結成10年目以下の若手芸人が第1回目は10組(第2回、第3回は13~14組)登場し、漫才に限定した4分ネタを披露する。第1回目は、審査員の合計得点が高かった上位2組が選ばれ3月に行われる「ytv漫才新人賞決定戦」への出場権を獲得。第2回、第3回は上位3組が選ばれ、最終的にノミネートされた8組の中から新人賞1組が決定する。
第1回目に登場したのは
トップバッターのかまいたちは帽子をめぐる客と店員のネタ。スーパーマラドーナは、武智が侍に扮して、悪漢に襲われる町娘を助ける芝居を演じようとするも、田中に振り回されてしまう。ウーマンラッシュアワーは、「未来は110番の応答も音声ガイダンスになる」という仮定のネタでテンポの良いやりとりを披露。そのほか、ゆるいボケキャラでシュールなネタを演じるコマンダンテ、エキサイティングなどつき漫才を披露するプラスマイナスらが、各々の特徴を活かしたネタで観客を湧かせた.
審査員の巨人は「皆、力があるので審査は難しかった。誰かが勝ち抜くという緊張感の中でやる漫才はやっぱり面白い」とコメント。兵動も「審査をするのは初めてですが、こんなに難しいとは思わなかった。皆、それぞれ面白く、接戦でした」と、審査に悩んだ様子だった。
そして各審査員の得点を集計した結果、「漫才☆維新 ytv漫才新人賞選考会」第1回の予選通過者には、スーパーマラドーナとウーマンラッシュアワーの2組が決定。スーパーマラドーナ武智は「今日は自信のあるネタで挑んだ。強豪揃いの中で選ばれてうれしいです」、田中は「出番も早く、自信がなかったのでうれしい」と喜びを語り、「決戦は今日以上に厳しくなるはず。今日はトップ通過ではなかったようなので、最終決戦では飛び抜けた得点で優勝できるように頑張りたい」と意気込みを語った。
ウーマンラッシュアワー中川は「ビックリしてます。勝ち上がれるとは思わなかった。ほんまに嬉しくて、お母さんの顔が浮かびました」、村本は「力のある方ばかりだったので、まさか取れるとは思わなかった」と驚きの表情。さらに本戦に向け、中川は「3月まで時間があるので、今日よりいいネタを相方が作ってくれると思います」とふると、村本は「3月に勝ち上がってくるのはつわものばかり。今日破れていった出場者たちのネタの面白いところばかりをつなぎ合わせて最強のネタを作り、みんなの思いとネタを背負おうと……」と言い出し、中川から「あかんやん!」とツッコみ周囲を笑わせた。
果たして来年3月、「漫才新人賞」の記念すべき第1回新人賞を獲得するのは誰なのか。放送は関西ローカルとなっているので、放送地域のお笑いファンはお笑い界に新たな歴史を刻むこの賞の行方を見逃さないように。
片岡克也プロデューサーコメント
これまで「M-1グランプリ」など大きな賞金のものがたくさんあったが、新人たちにとっては、各局の新人賞を取って自分のステップアップにつなげたいというモチベーションは今も非常に強い。彼らと一緒にやることで、作り手もステップアップしていく礎になれば。新人賞の賞金は未定ですが、受賞者とは読売テレビとしても仕事を通じて向かい合っていきたい。ブラックマヨネーズやフットボールアワーも、かつて「上方お笑い大賞新人賞」を受賞したコンビ。当時のディレクターが今も彼らと一緒に仕事をしている。目に見えるご褒美だけじゃなく、そういう絆を築けていけたら。
「漫才☆維新~ytv漫才新人賞選考会」
読売テレビ 2011年7月7日(木) 25:08 ~ 26:08
出演者:ウーマンラッシュアワー / かまいたち / モンスターエンジン / タナからイケダ / 和牛 / コマンダンテ / スーパーマラドーナ / アインシュタイン / ラフ次元 / プラスマイナス
審査員:オール巨人 / 矢野・兵動・兵動 / 品田英雄(日経エンタテインメント編集委員) / 中村卓(報知新聞) / 斎藤恭仁雄(ytvプロデューサー)
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