昨日10月15日、京都国際映画祭の一環として「狂言師・
野村太一郎とはYouTubeでのコラボのほか、昨年の単独ライブ千秋楽で狂言の演目を一緒に演じているすゑひろがりず。来場者に「狂言を見たことないよーって方?」と尋ねると三島もおどけた表情で挙手し、「コラボしてるならちゃんと観に行けや!」と高井にツッコまれた。
このワークショップは、すゑひろがりずらが狂言での感情表現を参加者と一緒に学んだほか、吉本新喜劇とのコラボなどを通じてお笑いに近い狂言の世界をより身近に楽しんでもらおうというもの。本格的な型を教えてもらえるとあって、すゑひろがりずも「パクります!」と潔く宣言して臨んだ。「笑い」を狂言で表すには「うー!」と堪えてから「はっはっはっはっは」と声を発するというやり方で、芸人たちは「うー!」の部分に興味津々。すゑひろがりず、高井と清水の2人ずつが挑戦することになり、それぞれどちらが「うー!」をやるかで盛り上がる。もちろんどちらも1人でやるのが正しいのだが、三島は「うー!」だけやりたいと希望を押し通した。
吉本新喜劇でよく見るシーンを野村太一郎に演じてもらうコーナーでは、狂言と新喜劇の化学反応が爆発。ズッコケを狂言で演じようとすると、通常にはない間の取り方やセリフ量になり、たっぷりと尺を使った一連の動作が終わったあと高井が「何してんねん!」とストレートにツッコむ。これにすゑひろがりずも「めちゃくちゃおもろい!」と大喜びだが、ボケ担当だったはずの高井は「俺ツッコミやったで?」と何が起こったのかわからない。「邪魔すんで」「邪魔すんやったら帰って」のやり取りでも野村太一郎扮するヤクザが店を訪ねるまでに大幅な時間を要し、新たな笑いが生まれた。
そして最後はすゑひろがりずと野村太一郎が狂言の演目の一幕を演じることに。フリーの部分では三島が南條に無茶振りしたり、型を大幅に崩したりしてアドリブ満載だ。南條は「ふざけまくってました」と三島の好き放題を野村太一郎に言いつけつつ、「型があるのでちょっと崩したらめっちゃウケる。しっかりしていればしているほど遊ぶ余地も増えて、こういうのを覚えると広がりそう」と可能性を見出していた。
酒&絵馬 @bu_hi_buhi
【イベントレポート】
「吉本新喜劇のコケを狂言でやったら爆笑生まれた、すゑとのコラボでは三島がふざける」
京都国際映画祭の一環として『狂言師・野村太一郎による狂言ワークショップ』が行われ、野村太一郎とすゑひろがりず、吉本新喜劇の高井俊彦、清水啓之が出演した… https://t.co/FmngdDMpKY