松本穂香の写真集イベントにジャルジャルのコントキャラ続々乱入、角刈りが仕切る

ジャルジャルと松本穂香の写真集「アイ アンド ランド」（ヨシモトブックス）の発売を記念し、昨日7月23日に東京・SHIBUYA TSUTAYAでイベント「ジャルジャルが写り込んでんのに、写真集を出す松本穂香って奴」が開催された。

「アイ アンド ランド」は、女優・松本穂香が写真集の撮影をしていると、南と根岸、夢なし大学生、角刈り、パワージャングルといった“奴ら”がそこかしこで見切れている、という一風変わった写真集。イベントは「松本穂香の写真集発売記念イベントの場にジャルジャルのコントキャラクターが次々と“見切れる”」という特殊な形で展開され、現実とコントがまぜこぜになった、写真集同様の世界観がファンを楽しませた。

来場者からの質問コーナーでは、最後にペンネーム・夢なし大学生から寄せられたコメントが読み上げられ、「顔出しもOK」というその彼が会場に姿を現しステージに上ってきてしまう一幕が。「いつから夢を持っていたのか、それとも夢に挫折して今の仕事をしているのか」などと松本やイベントの様子を撮影していた取材のカメラマンたちに尋ねつつ、「まさか表紙になるとは思わなかった」と写真集の表紙写真に見切れていることへの驚きを吐露した。

彼をやっと追い返し、取材陣からも質問を受け付けようとすると、簡易的な撮影機材を片手に持った男が勢いよく登場。名前を尋ねるも滑舌が悪く、MCのしずる村上はまったく聞き取れない。そんなことはかまわず、男は自分がメディアを代表してコメントを撮ると言い出し、松本にスマホのカメラを向ける。独特なカウントで「キュー出し」ならぬ「ゴー出し」し、松本のメッセージ動画を無事にカメラに収めると、「あとで共有しますんで安心してください」とできるディレクターぶっていた。

また、サングラスの男が「間違えました！」と何度も何度もステージに。そこへ角刈りの高校生がやってきて、「場が荒れているようなら僕が全然まとめますけど」と仕切りだす。サングラスの男は、均等なサイズにピザをカットする自身のイベントをこの日のこの時間に行う予定だったと言い張り……。なんとか男を帰したあとも仕切ろうとする高校生だったが、松本に「角刈りなんで大丈夫です」と断られると悲壮感にあふれた顔で「スポーツ刈りやけど……」とつぶやいた。

終了後の質疑応答にはジャルジャル本人も登場。福徳は「お客さんの表情を見たら、純粋に松本穂香を見に来ているお客さんがわかった（笑）」とキャラに入りながらも来場者の心境をキャッチしたといい、「険しい顔の方もいたけど、『松本穂香のこういう顔もあるんだ！』と結局幸せそうな顔になっていたのでよかった」と感想を述べる。後藤は「この写真集が唯一無二のものになったように、今回のイベントも唯一無二のイベントになったなと思いますね」と手応えを明かし、松本も「純粋にめちゃめちゃ楽しかったです」と笑顔を見せた。

かねてよりジャルジャルのファンとして知られている松本に改めてジャルジャルの魅力を聞くと、「ほかの人がやっていない新しい、楽しいことをたくさんやられていて、ファンの人たちも毎回びっくりする。これまでにいろんな経験をされてきて、もうめちゃめちゃ面白いし十分なのに、まだまだ新しい刺激を求めている。そういう、純粋にお笑いが好きで、楽しんでいるところが、見ていても楽しいし素敵だなと思います」とコメント。その言葉に福徳は「もう1回聞きたいくらい。今の声を録音して目覚まし時計にしたい」とうれしそうで、後藤は「松本さんも唯一無二の女優さん。僕たちの無茶なコントにも参加してくれて、ものすごい量のジェルでオールバックもやっていただいたり、最近のリモートコントではここでは言えないようなタイトルのコントに参加していただいたり。本当に幅が広い、唯一無二の女優さん」と返した。