2011年10月から2024年3月まで放送されていた「みうらじゅんのグレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」の後継番組となる「みうらじゅんのザ・チープ」は、シニアがよりよい余生を送る手助けになるような情報を届ける教養番組。「チープなものを取りあげることで、視聴者の方に休んでもらおう」という狙いもあり、初回のテーマには「モナカ」が選ばれた。ウクレレえいじは一芸伝授のコーナーを担当する。
みうらじゅん コメント
──番組名の由来、いきさつを教えてください。
インターネットの普及によって今やテレビは真剣に見るものではなくなりました。そう考えたら「チープな考え休むに似たり」という言葉が僕の頭の中で浮かんできて、「チープなものを取りあげることで、視聴者の方に休んでもらおう」と思ったんです。新聞のラテ欄に「ザ・チープ」とあったら、気にはなるんじゃないかなという思惑もありました。番組名のポイントは“ザ”です。百円ショップのDAISOも以前は“ザ・ダイソー”というネーミングで、センスが素晴らしいなと思ったんですよね。“ザ”がつくとワクワクする世代なので、この番組名も “ザ”をつけました。
── どのような番組にしたいと考えてますか?
衛星劇場で約12年にわたって放送していた前番組「グレイト余生映画ショー in 日活ロマンポルノ」に質問を送ってくる方がほぼ100%シニアの方々だったんですね。そこから「テレビ、特にCS放送はシニアが見るメディアなんだな」と気づいて、「ザ・チープ」はシニア向けの番組にしようと考えました。イメージとしては、シニアの方が健康維持や認知症予防のために通うデイサービスです。毎回1つのテーマを設けて僕が講義形式でお話するので、そのネタがシニアの方々の心に刺さったらうれしいなと思いますし、まもなくシニアになるという方も「そういえばみうらじゅんがあんなことを言っていたな」と、年を重ねてから思いだしていただけたらありがたいですね。
──新番組に対する意気込みをお願いします。
前番組は、無理せずにひっそりとやっていたんです。でも、それが長続きした秘訣ではないかと実感しています。今回も意気込みはありませんし、初回の収録を終えた今も、特に手応えは感じていません。たぶん手応えを感じるような番組を作ってしまったら、僕はテレビの仕事をしなくなると思うんです。でも、見てくださった方には、次回放送も見たいと思っていただけるような番組にしていこうと考えています。
「みうらじゅんのザ・チープ」予告動画
※動画は現在非公開です。
TAKABO @_takabo
新番組「みうらじゅんのザ・チープ」でウクレレえいじが一芸伝授 - お笑いナタリー
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