昨日10月26日、「
12月25日(金)に全国公開される「映画 えんとつ町のプペル」は、西野原作の絵本を廣田裕介監督とSTUDIO4℃がアニメ化する作品。空を見上げること、夢を信じること、そして真実を知ることを禁じられた“えんとつ町”を舞台に、えんとつ掃除屋の少年ルビッチと、ゴミ人間プペルが巻き起こす奇跡を描く。イベントにはプペル役の
西野は、劇中のストーリーと現実の情勢にシンクロしている部分があると感じているようで「えんとつ町は黒い煙にもくもく覆われて頭の上が見えない。これは新型コロナウイルスによって僕らが今経験しているこの世界と重なります。映画の中では、ルビッチとプペルが『それでも、その上に何かあるんじゃないか』と思って空を見上げますが、観客の皆さんが2020年の体験を重ねてこの作品をご覧になると考えたとき、プペルとルビッチの言葉に嘘があっちゃ駄目だと思いました」とコメント。窪田と芦田を起用した理由については「声というより人間性がデカかったです。芦田さんはルビッチのような強さを持っているし、プペルはピュアだからやっぱり窪田さんだなと。本人のキャラクターと乖離がない人をと考えました」と説明した。
窪田は「(アフレコが終わったあとに)西野さんがマネージャーさん伝いで、僕を選んでくれた理由やプペルに対しての思いを長文で送ってくださったんです。『本当は話したかったんだけど、こういう状況だから』って。僕も同じことを思っていて、すぐに長文で返して、プチ文通みたいになってました(笑)」と裏話を明かす。西野は「お二人には本当にいい仕事をしていただいて、アフレコ終わりに『ありがとうございました』と挨拶はしたんですけど、足りないなと思って。直接言うのは少し恥ずかしかったので文通させていただきました(笑)」と照れながら話していた。
イベントの最後には、西野が「2020年は世界中から夢とか希望みたいなものがなくなった。希望があれば多少つらくても乗り越えられますが、それがなくなった瞬間に人は不安定になる」と語る。その上で「僕らには夢や希望が必要。そういうものを見せられる作品になっています。ルビッチとプペルの挑戦を見たら、僕たちもやってみようと思えるはずです」と作品をPRした。
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キングコング西野&窪田正孝「えんとつ町のプペル」を通じた“プチ文通”明かす
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