これは芸人たちが普段とは一味違う“クセがスゴいネタ”を披露するバラエティ。フジテレビ系で2回にわたって特番として放送され、このたび木曜21時台の番組としてスタートする。収録後に囲み取材が実施され、千鳥が収録の感想や今後の展望、番組タイトルになった自身のフレーズ「クセがスゴい」などについて話した。
千鳥 コメント
──レギュラー初回収録を終えての感想は?
ノブ:初回にふさわしい面白い収録になりました。面白い人と……ごめんなさい、ふるわなかった人もいます(笑)。そういうのを包み隠さない番組です。
大悟:ほぼ笑いっぱなしで楽しかったです。「全員が全員、面白かったです」というネタ番組ではないので、そこも楽しんでいただければ。
──レギュラー化にあたってパワーアップした点は?
ノブ:パワーアップをしたいんですけど、変わってないんです。そういう意味では、特番の一発目から完成していたのかもしれません。
大悟:パワーアップさせちゃうと普通のネタ番組になっちゃう。それはそれでいいんですけど。いい意味で、まったくパワーアップせず。
ノブ:たぶん僕らは少人数のほうが、空間が作れてやりやすい。それをわかってくれているのか「ゴールデン番組やんなあ?」というくらい、テレビ埼玉(「いろはに千鳥」)よりもスタッフが少なかったです(笑)。でも、それがいいんです。
──収録をふまえて今後の展望は?
ノブ:こんなにネタを見せてもらって幸せ。まだまだ芸人さんは山ほどいるから楽しみです。あとはエハラマサヒロの企画をしてあげたい(笑)。新たなエハラを見せてほしい。
大悟:これは勉強になる番組。「なぜお前たちはウケなかったのか? どうすればウケるのか?」を考えていく。ウケなかった芸人も、もう一度呼ぶ。ネタ合わせを一緒にやっているような感覚にもなります。
──この番組がレギュラー化されたように、他局も含めてお二人の仕事は最近ますます充実しているのでは?
ノブ:いろいろ使ってくれて、たしかにレギュラーも増えた。でも全番組、変なんです(笑)。その集大成がこれなんです。ネタ番組の司会くらい、普通にさせてくれ!(笑)
大悟:今の時代に、基本的には面白い番組しかやってない。芸人からしたらうらやましいだろうし、こういうことをやりたかった。これ以上にもこれ以下にもならんようにがんばります。
──「クセがすごい」というフレーズが番組名になったことについては。
ノブ:15年くらい前のネタが番組タイトルになった。いい15年だったのかな。「クセがすごい」って、もうあんまり誰も言っていない(笑)。それを「全力!脱力タイムズ」もやってる、ここの総合演出(名城ラリータ氏)が今、堂々とやろうとしてるのが面白い。
大悟:「クセがすごい」はノブも言ってない(笑)。すごく便利な言葉で、ネタ番組には使いやすい言葉です。
ノブ:「クセがすごい」には「面白い」も「スベってるな」も含まれてる。
──最後に視聴者へメッセージを。
ノブ:中川家さんから“第7世代”まで幅広い方が出てくれてるので期待してください。ただ、まともなネタは1つもありません。中川家さんもダークサイドのほうが出てる。全員そういう感じになってます。
大悟:僕らが大好きな形のネタ番組ができてると思ってますし、面白いのは間違いない。これを観たことで「ENGEIグランドスラム」(フジテレビ系)や「エンタの神様」(日本テレビ系)がよりいっそう面白く観られる。
ノブ:「ちゃんとしてるなあ」と。
大悟:(それらのネタ番組を“表”として)ちょっと“裏”も観てください。
小倉マサ志 @kokura80
コメントのキレがスゴい
「千鳥のクセがスゴいネタGP」は変な番組の集大成、まともなネタは1つもない(コメントあり) https://t.co/B6S1T8gC7i