空気階段が2年連続のKOC決勝、今年は真正面ではなく“はす”です

9月26日（土）に生放送される「キングオブコント2020」（TBS系）のファイナリスト10組の中から、空気階段が囲み取材で語ったコメントの詳細を紹介する。

空気階段は2年連続のKOC決勝進出。囲み取材で2人は賞金やネタ作り、昨年の決勝をふまえたコントの立ち位置、自身がパーソナリティを務める「空気階段の踊り場」（TBSラジオ）などの話をしている。

空気階段 コメント

──今年の決勝への意気込みを教えてください。

かたまり：去年初めて決勝進出させていただいたのですが、どぶろっくさんが優勝するまで賞金がもらえる勝負だということを忘れていました。それが大きなミスでした。

もぐら：優勝したら2人で500万円ずつになるので、「ニンジンをぶら下げて」じゃないですが、お金の力も借りてがんばりたいです。僕の場合は借金もありますので、これで一発で返済できたら、これほどいいことはない。

かたまり：一発は無理。借金700万円あるから。

もぐら：“約一発”というか（笑）。

かたまり：僕は今年の初めに結婚しまして、大きな犬を飼ったり、広いベランダのある家に住んだりと幸せな家庭を築きたいので、そのための資金を稼ぎたい。今までは親から1200万円くらい仕送りをもらってきたんですけど、結婚して仕送りをもらうのはダサいので、自力で1000万円ほしいです。

──コロナ禍で大変な状況ですが。

かたまり：大会が開催されるかどうかもわからない状況だったので、年1回こういう場を設けてもらうのはありがたいです。

もぐら：噂では「キングオブコント」がもしもなくなったら、1000万円を懸けたじゃんけん大会が開催されるんじゃないかと（笑）。それも期待してたんですけど、無事「キングオブコント」が開催されてよかったです。

──自粛期間にネタ作りは？

かたまり：去年決勝に行かせていただいて、まとまった休みをいただくことがありがたいことにあまりなくなっていたんですけど、ゆっくり考える時間ができたので、正直めちゃくちゃネタ考えてました。ニトリで机と疲れない椅子を買って、1日10個くらい設定考えたりして。全部で500個くらい設定考えて4本くらいネタ書きました。

もぐら：僕はバイトもできない状態で、とにかく家でじっとしていた。ラジオ（TBSラジオの「空気階段の踊り場」）が週1回あったので、それでなんとか社会とつながってたという感じです。

──昨年の決勝はタクシーのネタでした。その経験をふまえて感じたことは？

もぐら：経験としては、あの空気を知れたのは大きい思います。劇場でネタをかけてこのくらいウケると決勝に行けるレベルなんだろうな、というのはわかったというか。

かたまり：あと、あんまり審査員のほうを観ないでやりたいです。

──意識してしまう？

かたまり：去年が基本的にずっと正面を向いているネタだったので。

もぐら：リハーサルやってるときに、「うわー、バッチリ真正面に審査員席あるな」と思って（笑）。そういう面では、今年はあまり、ね。

かたまり：はい。今年は真正面ではなく、ちょっと“はす”なので。

もぐら：“はす”にさせていただいています。

──今年はシークレット制ではないので「空気階段の踊り場」で初めて決勝進出の喜びを伝えられるのでは？

かたまり：リスナーの人に伝えられるのはめちゃめちゃうれしいです。応援してくれているので。「やったね」って言いたいです。

もぐら：シークレットが始まったのが2018年で、2019年は決勝に行けたので、喜びは事前に共有できなかったけど「行けました」というのはあとで言えたんです。行けなかった年に、ラジオのリスナーさんや劇場に来てくれる方が「絶対1000万円獲ってくれると思うので、がんばってください！」って応援してくださるほうがつらかった。ダメだったことを言えないというのが。だから今回はよかったです。