ニューヨークが初のKOC決勝へ、M-1を経験し「もう何も怖いものない」

9月26日（土）に生放送される「キングオブコント2020」（TBS系）のファイナリスト10組の中から、ニューヨークが囲み取材で語ったコメントの詳細を紹介する。

ニューヨークは初のKOC決勝進出。大きな賞レースでは昨年「M-1グランプリ2019」でも初めて決勝進出を果たした。彼らのコントはもちろん、M-1に続いてKOCでも審査員を務める松本人志とのやりとりも注目を集めそうだ。

なお当日TBSで展開される「お笑いの日2020」の全体的なタイムスケジュールがこのたび公表された。「キングオブコント2020」は19時から21時54分まで。

ニューヨーク コメント

──初の決勝へ意気込みを聞かせてください。

屋敷：ずっと行けなかった決勝にやっと進めた。一発で優勝が獲れたらいいと思います。

嶋佐：決勝に行きたいという気持ちがずっとあったのでうれしい。行ったからには、バチっとかましたい。

屋敷：あと松本さんに「M-1グランプリ」で「好みじゃない」と言われたので、「キングオブコント」はリベンジやと思って臨みたい。

嶋佐：初出場ですけど、ある意味で背水の陣かもしれません。次、「好みじゃない」と言われたら、もうあとはない。

屋敷：「漫才もコントも好きじゃねえ」ってことになる（笑）。そしたらもうおしまいです。

嶋佐：がんばりたいなと思います。

──コロナ禍でお客さんの前でネタを試すことも少なかったのでは。

屋敷：単独ライブをホンマは5月にやる予定でしたが、なくなりました。

嶋佐：1週間くらい前に今年初の新ネタライブをやりました。

屋敷：去年と一昨年は準決勝にも上がれなくて、うまいことネタがストックされていたのでタイミング的には今年決勝に行けてよかったです。

──「M-1」以降、松本さん本人とやりとりは？

屋敷：大阪の番組とかで松本さんとその話はしたんですけど、「そんなこと言うたっけ？」くらいの感じで、あんまり覚えてなくて。「いじめた人って覚えてないんやな」みたいな（笑）。そもそもいじめじゃないんですけどね。

嶋佐：松本さんにいい意味でインパクトを与えられるように。

屋敷：この4週間くらいは何も悪いことをせずに徳を積みたいなと思います。とろサーモン久保田さんからの教えで「決勝進出が決まったら徳を積め」と言われているので、感謝したり、ゴミを拾ったりしようかなと思ってます。

嶋佐：「M-1」で一度トップバッター引いて順位ビリ取ってる奴は、もう何も怖いものないですよ。それ以下のことはないので。どういう流れであってもやるだけです。そういう意味でのメンタルは仕上がってます。

──いわゆる“第7世代”との絡みでも結果を残し、KOCも初の決勝進出を果たして「売れてきた」というような実感もあるのでは？

嶋佐：全然売れてないですけど、今年は「決勝に行きたいな」と思ってたタイミングの年だったかもしれない。

屋敷：「行っときたいな」という思いは強かったですね。“第7世代”に噛み付くとか「俺らがリーダーや！」とか、ダサい出方しかしてないので（笑）。ちゃんと王者になって余裕を持ってテレビに出たいです。

嶋佐：「粗品くん」って言えるように。

屋敷：粗品とか最近、無理してオモロいこと言おうとしてないじゃないですか。オーラだけでたたずんでるみたいなときがある。爪痕とか意識してない感じがエエなと思ってます。

──自身のYouTubeでも決勝進出を報告できるのでは。

嶋佐：報告できるのはうれしいです。

屋敷：YouTubeをやることで喜んでくれる人が増えた。僕と嶋佐だけがうれしいんじゃなくて。それがめっちゃうれしいです。