エッフェル塔での個展は日本人アーティストとしては初の試み。フランス国内外のアーティスト全体を見てもこのような展示の前例はなく、6000名以上が来場した。自身の作品「えんとつ町のプペル」「チックタック~約束の時計台~」の挿絵82枚を展示し、エッフェル塔の鉄骨部分が見える背景も生かした幻想的でダイナミックな空間を作り上げた西野。「入場すると手前から奥に向かってだんだん高くなる展示によって、観客も絵を見上げながら、最後は自然に口角が上がるようにと考えました」と建築家の只石快歩氏の協力を得て実現させた演出の意図を語っている。
今回の挑戦について西野は「こういう場所でやるよさは、自分の作品にもともと興味のない人も来られること。ファンの人だけが来るわけじゃないので、反応がフラットで興味のない人は素通りすることもあるし、そこがいいと思う」とコメント。また「今回一番の挑戦は、準備を全部他人に任せたこと」と述べ、「自分は物作りに専念して、運営はチームが行うという形にしたかった。最高責任者はうちの会社の学生インターンの子。右も左もわからない大学生にエッフェル塔の個展の最高責任者を任せるっていうのは、たぶん地球が始まって以来あり得なかったことじゃないですか(笑)。だから面白いなと思った」とその考えを明かした。
翌日10月28日には、パリ市にある小学校を訪問し、フランス語版「えんとつ町のプペル」を寄贈。今後について「フィリピンのスラム街の支援をずっと続けているので、そこにも個展の企画を持っていけるといいですね。スラム街にエンタテインメントを持っていけたら楽しいなと思っています」と語っている西野の活動に注目を。
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