「決戦!お笑い有楽城」は若手芸人が「オールナイトニッポン0」の単発パーソナリティ権を懸けてトーク力で競うもの。今回はオキシジェン、きくりん、コマンダンテ、真空ジェシカ、新作のハーモニカ、スタミナパン、スタンダップコーギー、ティモンディ、納言、ブリキカラス、モンローズが出場した。
観覧客の反応が一切聞こえない特設ラジオブースでトークするとあって、どのコンビも緊張気味。そんな中、スタンダップコーギー奥村うどんは「どうもー!」と言うはずのところを「どうぞー!」と言い間違い、冒頭から“らしさ”全開で会場の笑いを誘う。いつもの調子で必死さを空回りさせながら、「バイブスぶちあがった話」というテーマに沿ってコンビとして最初にテレビに出演した際のエピソードを紹介しようとしたが、あっという間に終了時間が来てしまい、相方・三森は「まだ1行目しか話せてないよ(笑)」と冷静に状況を説明した。審査員を務めた
審査員と観覧客による投票の結果、決勝ラウンドには1位から順にコマンダンテ、スタンダップコーギー、ブリキカラスが進出する。スタンダップコーギーは「SUMMER SONIC 2019」のお笑いステージに出演したことを振り返ったが、オチを見失いそうになった奥村が「うわあー!」とトークの途中で絶叫。三森は「聴いてる人は映像ないから。事件起きたと思うから説明して?(笑)」と落ち着いてツッコミを入れ、混乱状態をしっかり整理して笑いにつなげた。
ラジオはもちろん、2人でのトークライブも経験がなかったというスタンダップコーギー。変に作り込まず、普段と同じような会話を繰り広げたのが優勝への鍵となった。「1位」というものから縁遠かったこれまでを、三森は「ずっとやっていたら、まあまあ偉い大人にどうにか気に入られて、なんとかテレビに……っていう人生だと思ってた。自分たちのトークを受け入れてくださるなんて、とんでもない世の中になった」と回想し、奥村は「ちゃんと王道のレールで1位。最初に『人生の1ページに刻み込むラジオやりたい』って言おうと思ったんですが、おこがましくて言えなかった。でも僕の人生には刻み込まれました!」と噛み締めた。
奥村は事務所の先輩である三四郎・小宮と仲がよく、また勢い余ってうまく話せない様子が小宮と似ていることから“ポンコツ”扱いされることも多いが、本人はいたってお笑いに熱い人間。「中学校のときにクラスの一軍の人たちのオモチャにされてて、『くそったれ!』みたいな気持ちでやってきた。同じような境遇の人に『がんばったら主役になれる瞬間もあるよ』ということが伝わったら」と獲得したANN0の単発冠番組への意気込みを語り、今回の賞金10万円も「ANNなんてとんでもないステージなので、そのためになるような使い方をしたい」と芸人らしさを垣間見せる。一方の多趣味な三森は「遊戯王カードのブルーアイズホワイトドラゴンがちょうど(賞金の半分の)5万円くらいで。ついに買えます。めっちゃキレイなんです」とマイペースで、奥村に「なんだそれは! ANN0のために使え!」とツッコまれた。対照的な2人が今度は2時間の枠でどんなトークを展開するのか、期待しよう。
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