念願だったNMC(ニッポン漫才クラシック)決勝進出の切符を手にした、デジタルきんぎょの金本(駿河太郎)と藤川(尾上寛之)。しかし決勝戦を目前にして、藤川が非業の死を遂げた。関係者たちが悲しみに暮れる中、相方の金本だけは、いつも通りラジオの仕事に向かおうとする。そんな態度に疑問と怒りを抱く圭右(間宮祥太朗)を、金本はラジオ局へと連れて行き……。
お笑いナタリーでは「べしゃり暮らし」各話について「M-1グランプリ」ファイナリスト経験者たちのコメントを紹介中。このたび第6話のオンエア前に、第3話に続いて
カミナリ コメント
──第6話の全体的な感想は?
たくみ:原作も読んでましたが、かなり重要な回でした。家族でも恋人でもなんでもない不思議な存在、お笑いコンビで最も大切な「相方」についてとても考えさせられる1時間でした。詳しく言うとネタバレになるので難しいですが、1番面白いと思う「相方」という存在に1番面白いと思われたい、そう感じました。
まなぶ:一視聴者として衝撃的なシーンがありました。でもそこを、一芸人としての目線で見ると「もしかしたら」あり得るシチュエーションなのかと思いました。芸人の気質のリアルを感じました。芸人ってあんなもんだ。
──特に印象的なシーンやセリフがあれば教えてください。
たくみ「ぶつかったらええねん、コンビは」というセリフがとても響きました。僕らカミナリも基本的に仲良いですが、かなりぶつかってるほうなので、このセリフで少し安心しました。相方に気を遣わずぶつかり合ってお互い面白くなっていき、そして本当のコンビになるんだと思いました。
まなぶ:相方のたくみくんと一緒ですが「ぶつかったらええねん、コンビは」が響きました。僕は極力ぶつかりたくないので、ケンカしても基本的に僕から折れて謝罪します。それが溜まりに溜まって今、肌荒れの原因になっているんだろうなと思いました。芸人のみんなに伝えたいです。「肌荒れしたくないなら、相方とぶつかれ!」
──序盤から第6話まで、登場人物の成長など「ここが変わったな」と感じる部分はありますか?
たくみ:主人公の圭右がだんだん芸人としてのマインドを持ち始めているなと思いました。物語はまだ高校生で正式に芸人にはなっていないですが、井の中の蛙状態だったのが少しずつ井戸から出ていろんなことを知って学んでいると感じました。
まなぶ:芸人としての「尖り方」の変化です。ただの喧嘩腰の尖りから、恥ずかしくない尖りに変わっていっているなと思いました。芸人はどこかで気づくんです。「カッコ悪い尖り」と「カッコイイ尖り」を。
──物語は後半戦に入ります。ここからの「べしゃり暮らし」に期待することは?
たくみ:高校を卒業し養成所に入り、初めてライバルであり仲間でもある「同期」という存在に出会うので、圭右がどうなっていくかとても楽しみです!
まなぶ:僕は原作を読んでいないのですが、シンプルに「悲しみ」から「喜び」の展開を期待します。でも、「喜び」のあとの「悲しみ」もあるのかな。
関連する特集・インタビュー
土曜ナイトドラマ「べしゃり暮らし」第6話
テレビ朝日系 2019年8月31日(土)23:15~24:05
<出演者>
間宮祥太朗 / 渡辺大知 / 矢本悠馬 / 小芝風花 / 駿河太郎 / 尾上寛之 / 中川知香 / 波岡一喜 / 山口祥行 / 黒坂真美 / 冨家規政 / 徳永えり / 寺島進
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