「べしゃり暮らし」第4話、トム・ブラウンが共感「人間関係が最強の回です!!」

劇団ひとりが演出を務める連続ドラマ「べしゃり暮らし」（テレビ朝日系）の第4話が明日8月17日（土）に放送される。

この第4話で上妻圭右（間宮祥太朗）は自身の姉・しのぶ（徳永えり）と、解散した元漫才コンビ・ねずみ花火の根津（田中幸太朗）がデートしている姿を目撃する。過去の因縁から、ねずみ花火に憎しみを抱く父・潔（寺島進）がこのことをもし知ったら、ただでは済まない。そんな波乱の予感を覚え、圭右はある行動に出るのだが……。

お笑いナタリーでは「べしゃり暮らし」各話について「M-1グランプリ」ファイナリスト経験者たちのコメントを紹介中。今回はトム・ブラウンのコメントを届ける。

トム・ブラウン コメント

──「べしゃり暮らし」第4話をご覧になった感想は？

布川：大好きなマンガの大好きなお話でしたのですごく楽しかったです！ それと同時に自分を見ているようで恥ずかしく懐かしい気持ちになりました。冒頭のほうで圭右の親父さんが言っていることは本当にそうで、僕も父さんに言われた記憶があります。その真の意味に気づいたのは僕はここ何年かでなので、圭右はすぐにわかってさすがと思いました！

みちお：かつて僕もネタがウケなくてお客さんにキレて、それが原因でコンビ喧嘩になったことがあります。そのあと初心に戻ろうと先輩のライブでネタをやらせてもらいました。そのときのことを思い出して感動しました。ドラマと同じようにコンビ別れをした先輩もいました。すごく感情移入して、ドキドキに興奮して、メチメチに感動でございます。

──森田まさのりさんのマンガ原作をお読みになっていれば、ドラマとの共通点や違いで気づいた部分を教えてください。

布川：もちろん原作も読んでいます！ かなり忠実に再現されていてすごいです！ 特にねずみ花火の根津くんがマンガからそのまま出てきたのではないかというくらい役に合ってると思いました。あの優しくてイケメンな感じが。

みちお：文化祭とかの審査員がドラマだとロッテンマイヤーズではなく、るのあーるだったり、この回以外はちょこっと原作と違うところもある感じがしますが、この回はいい意味で原作のまま。ねずみ花火の2人ときそば上妻の人々、人間関係が最強の回です!! 最強のねずみ花火、ネズハナMAX作りたいです！

──劇団ひとりさんが演出されていますが、どのように感じられましたか？

布川：芸人であるひとりさんだからこそわかることがたくさんあるのだと思いました。ネットの書き込みでありもしないこと書かれたりするのはあります！ 僕は「布川の息の臭いを嗅いで病院送りになったお客がいるらしい」と根も葉もないウソを書かれたことがあります。NMCのエントリーナンバーを貼ってるところなんかはまさに僕とまったく一緒でなんか照れてしまいました！ 芸人の6割くらいは一度はやったことあるのではないですかね？ しかもひとりさんはコンビを解散しているので解散する人の気持ちもわかるのだと思い深みがすごく出てたと思いました。

みちお：デジきんさんの単独のときのピリピリした感じとか、漫才でどうもー！と入ってくるときの躍動感とか芸人側の視点とか、すげーすげー!!といつも思いながら見させていただいております！

──この「べしゃり暮らし」にお2人の芸人人生を重ね合わせる部分はありますか？

布川：ありすぎます。ありすぎてもう怖いくらいです。僕らは学年は違いますが高校は一緒。僕のほうが先にお笑いをやってた。みちおが舞台でお客さんにキレたことがある。森田先生はエスパーのような能力があるのかと思ってしまいます！

みちお：めちゃめちゃあります。我々は高校の先輩後輩で高校時代よくまわりの皆を笑わせていたので自分たちは面白いと思っていました。ですが、初舞台では死ぬほどスベりました。結成5、6年の頃なんかウケなくて客にキレたこともあります。そのあと、初心に返って一からがんばる。みたいなこともがっちり共感できます。

──第5話以降への期待は？

布川：数々の名シーンに胸が熱くなるはずなので最初から観てない方も絶対観てほしいです！ あと漫才で出演している皆さん！ 特にツッコミの皆さん！ ツッコミうますぎてダメェーーー!!! もう僕の芸歴すべてのツッコミ力越えてますのでもう少し抑えてくれるのを望みます（笑）。

みちお：このあとはもう原作通りだとしたら涙なしには観られないですよね。絶望、再生、興奮、感動間違いなしですよね。今から興奮して鼻血出てまいりました!!