かまいたち「KOC優勝で人生変わった」ジャンポケ、さらば、パーパーにエール

コント日本一を決める大会「キングオブコント2018」の開催決定会見が本日5月24日に東京・TBSにて行われ、かまいたち、ジャングルポケット、さらば青春の光、パーパーが出演した。

この会見では既報の通りルール改訂が発表され、ネタ時間は1回戦と2回戦がそれぞれ2分に（2回戦は昨年まで4分）。またいずれも4分だった準々決勝、準決勝、決勝は5分となった。準決勝は昨年と同じく1組2ネタで、決勝で披露する予定のものと同じネタであることが条件。決勝のファイナルステージに進出するのは昨年まで5組だったが、今年は3組の予定だと告げられた。

昨年の「キングオブコント2017」で10代目キングとなったかまいたちは、会見MCのあべこうじに優勝後の活躍ぶりを尋ねられ、山内が「とんでもなく売れております！」と胸を張るが、相方・濱家は「ボケなので笑っていただきたい」とフォロー。昨年はにゃんこスターが、かまいたちに続く2位となってブレイクしたこともあり、濱家は「『おい！にゃんこスター』と言っていたが、実はすごくありがたかった。最前線に立ってくれて、そのあとを自分たちがついていった」と感謝を述べた。かまいたちは今年の大会について「出場しません」と断言。濱家は「キングオブコントで人生変わった。今度は出る側ではなく観る側として楽しみ」、山内は「絶対にここでチャンスをものにしてパーンと跳ねてほしい」と出場芸人にエールを送った。

ジャングルポケットは前回4位。太田は「なかなか優勝できない。かまいたちさんが優勝されて、キングオブコントで優勝した芸人のよしもとでの扱いが厚めになった（笑）。コントをやっている者としては今年こそチャンピオンになりたい」と闘志を燃やす。前回3位のさらば青春の光・森田は「5回決勝に出ている。あと何回出たらいいんですか？」と言葉を絞り出すが、「今年はかまいたちさんも出ないし、にゃんこスターもたぶん出ない。僕らは去年3位なので、去年と一緒のネタをやれば優勝！」と冗談交じりにポジティブな展望を描いた。

パーパーは前回初出場で9位の成績。不仲をネタにすることが多いコンビだけに、本日の会見でもほしのディスコは「9位というよくない結果でさらに仲が悪くなってしまった。今もいつ解散するかわからない」と身も蓋もない。「今年のキングオブコントが始まる前に解散はしない？」とあべが確認すると、ほしのディスコは「ここではお伝えできない」と煙に巻くが、あいなぷぅは「こんな感じで4年やってるんで大丈夫だと思います。私はめちゃめちゃ仕事を割り切ってやるタイプなので」と前向きに述べた。

優勝できなかった際の公約を発表するコーナーでは、ジャングルポケットおたけが「太田がネタを書くのをやめて、斉藤が書く。違うジャングルポケットになる」とアイデアを明かす。さらば森田は「相方の東ブクロを西ブクロに改名する」と提案したほか「今年優勝できなかったら、もう本当にキングオブコントに出ないです。ラストイヤーです」と宣言。東ブクロも「去年3位になった段階で、これ以上いいネタはないと思っていた」と付け加え、森田の発言に同調した。パーパーは、ほしのディスコが「去年にゃんこスターさんがカップルで出られていたので、僕たちが優勝できなかったら付き合いましょう！」とあいなぷぅに大胆な提案を突きつける。さらに「付き合うのが無理だったら1泊2日の慰安旅行に行きたい」と要求し、あいなぷぅは激しく拒絶したあと「わかりました。じゃあ行きます」などと適当にあしらっていた。

ライバル的な存在を尋ねられると、ジャンポケ斉藤は「同期のさらば青春の光。ムラがあるけど、いいネタがハマったときは上位に食い込んでくる」と分析してみせる。さらば森田もジャンポケの名前を挙げたほか「ななまがりさんは絶対に面白いので爆発すれば怖い。仕事量的にはライスさんが出てくるかも。あとは突如として出てくる音ネタコンビ」と予測。東ブクロは「リアルなことを言うとロッチさん」と述べる。ほしのディスコは「僕の先輩みたいに思っているアンガールズ田中さん。『いずれ、ああなるだろう』と自分でも思っているので勝ちたい」と話すが、アンガールズの今年の出場は未定だ。この話の流れのあと、かまいたち山内は「もし出てきたら怖いのはオール阪神・巨人師匠」と話して会場に爆笑を起こし、ほかの芸人も「何が目的で出てくるの？」「漫才以外やってるの見たことない」「あの大楽屋に入れたくない」「（エントリー料の）2千円払うの？」「2分ネタ持ってないでしょう」と総ツッコミしていた。

「キングオブコント2018」は予選1回戦が7月2日（月）にスタートする。