本日12月4日に行われた「M-1グランプリ2016」(ABC・テレビ朝日系)決勝で
「めっちゃおる!」「大阪ではありえない」と記者の多さに驚きながら会場に現れた銀シャリの2人。率直な感想を聞かれると、それぞれ「本当に疲れました。去年の2位が悔しかったので、ずっと1年がんばってきた。大学生の頃にM-1が始まって、優勝したくて芸人になった。夢のようです」(橋本)、「正直に言いますと、実家が貧乏なので優勝した瞬間は『一生食える!』と思いました」(鰻)と答え、笑顔を見せた。
また、会見中には鰻が「変わった名字の人を顔を見ただけで当てる」という特技を披露。いつものように外して記者たちを笑わせ、さらに会見の終わり際になって突然「ちなみに今、実感湧いてきました」と主張してみせ場を和ませていた。
銀シャリ コメント
──優勝した瞬間抱き合っていましたね。
橋本:抱き合ってたけど、お互い涙は出てなかったですね(笑)。「うれし泣きしたい」って言ってて、それが夢だったんですけど。
鰻:意外にそうですね。実感ってまだないな。
橋本:くしゃくしゃ顔はしてみたんですけど。
鰻:これも今、うわべで言うてます(笑)。
──予選から決勝まで今大会を振り返っていかがですか。
橋本:去年2位ですけど、ジャルジャルが2位とも思われてるし。再び決勝に来るのが難しいので、だいぶしんどかった。
鰻:一般の方も出られるので、一回出てみたらわかります。この大変さが。
──今回の審査員について思うところはあったか。
橋本:審査員の方々の楽屋の前を通らないようにトイレ行こうかな、とか。会ってしまったら緊張してしまうので。でも逆に、尊敬する方々に見ていただくのはうれしかったです。
──中川家・礼二さんが「漫才を続けてください」とおっしゃっていましたが、今後の活動は?
橋本:どうなっても漫才が基盤。永遠にやると思います。
鰻:ずっとやります。めちゃめちゃ漫才が好きなんで。
橋本:これが最小公倍数ですから。誰にも邪魔されない聖域。バラエティ番組に出演するチャンスをいただいても、舞台は立ち続けます。
鰻:それに、チャンピオンという称号があるのでこれからいろんな漫才に挑戦できます。
──東京進出は?
橋本:去年、「いつかは行きたい」とは話していました。関西の方に恩返しするために全国区にならないと、と思っています。
──今年の決勝への挑み方を昨年と比べてどう違ったか。
橋本:去年の2本目はディフェンシブ(防御的)だった。今回は同じ系統ではなく2種類(の漫才を)見せたいと思っていました。1本目のほうがボケ数も多いし、2本目はやってても難しいんですが、「しゃべくりで行くぞ!」っていう表明の漫才というか、2人でしゃべるというポリシーを詰め込んだ漫才だった。なので賭けだったけど、あれで優勝できたので賭けてよかった。11年目になるので、単独ライブでやる漫才も幅が広がっている。解き放たれたときの漫才も見ていただきたい。
鰻:(挑戦してみた新しい漫才が)あかんくても、「チャンピオンやから」っていうのがある。その称号がほしかった。どうなっても「チャンピオンやから」って納得させられる。
橋本:和牛とスーパーマラドーナさん、去年のファイナリストが今日の最終3組に残ったのが感慨深かった。今までは(M-1優勝は)夢物語だったのが、去年の決勝で実感が湧いて。最終決戦で「銀シャリ」の札が出て、本気のスイッチが入った。だから今年はネタの調整もしたし、たくさんネタも作った。「今年や!」という感覚でやってました。
──出てみたいテレビ番組は?
橋本:僕即答でいけます。NSCの願書に書いたんですけど、「タモリ倶楽部」です。
鰻:「世界の果てまでイッテQ!」です。
──優勝賞金の使い道は?
鰻:新婚旅行で、親の分と向こうの親の分も全部出したらよしもとファイナンスに借金380万円。それに少し入れようかなと。
橋本:V旅行(=コンビで優勝旅行)したいって言ってたんです。……(大金を)ちらつかせて結婚したい。独り身で優勝したので。婚活代に当てたいな。
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