かまいたち「歌ネタ王」会見、「上のランクに行くため」もぎ取った優勝

かまいたちが、MBSにて本日9月7日に生放送された「歌ネタ王決定戦2016」で優勝。放送後、囲み取材に応じた。

決勝戦にはトット、シャンプーハットこいで、かまいたち、まとばゆう、吉本新喜劇の吉田裕、松浦真也、島田一の介によるユニット・ゆたかな真也は一の介、チョコレートプラネット、どぶろっく、2700、ラニーノーズの9組が登場し、1stステージの得点上位のかまいたち、ゆたかな真也は一の介、ラニーノーズが最終ステージへ。替え歌をテーマにしたコントを展開したかまいたちは、ラップバトルのネタで沸かせたラニーノーズと同点となったが、1stステージでの得点と総合した結果、4代目「歌ネタ王」の称号をもぎ取った。

明後日には「キングオブコント2016」の準決勝を控えるかまいたち。この勢いに乗れるか。今後の活躍に期待しよう。

かまいたち コメント

──優勝おめでとうございます。率直な感想をお願いします。

濱家：たまたま優勝させてもらったという感覚。何年も優勝というのがなかったのでこれをきっかけに一から気持ちを新たにひとつずつがんばっていきたいです。

山内：1stステージのときみたいにぶっちぎりに優勝してやろうと思ってたんですが、接戦になってめちゃくちゃドキドキした。だからもっとウケなアカンなと。今回緊張せずに挑めた。いつも賞レース前はそればっか考えてガチガチになりすぎて失敗するパターンが多かった。昨日も「せやねん！」（MBS）のロケが終日入っていて、十何時間やって7500円。それを経て。

濱家：もうちょっともうてます！（笑）

山内：それを考える間もなくロケに没頭できたので、それがよかったのかなと。

──賞金の使い道は？

濱家：僕は今まで賞金もらったらバッと使って芸人らしく、ということにしていたんですが、32歳になりまして、全クレジット会社落ちまして、貯金して信頼を持たれる人間に300万でなっていけたらなと。（ここで取材会場の照明が消えるハプニング）審査落ちます！ それの暗示やと思います！

山内：僕はほんまに、今回「歌ネタ王」はまじで優勝してやろうと、優勝せなあかんという追い詰め方をしていて。それというのも、先に大量の買い物してまして。賞金が入らないと払えないような状況に今なってます。80万くらい。それの返済をしてから400万相当のパーティを2人で開きたい。

濱家：……話し合います（笑）。

──歌ネタのイメージはあまりありませんが。

濱家：歌ネタを作るというよりは歌の入ったコントだったという形。コント自体はあったので、軸はそのまま、大まかなところを替えました。

──決勝の最中、待っている間の心境は？

濱家：ラニーノーズのウケてる声が聞こえてきて（ネタ合わせに）集中できへんなと。乱されるのでスタジオの外で聞かずにネタ合わせしてました。2組のウケてる声がスタジオの外まで聞こえて緊張はしました。

──決勝前、コンビでの会議はありましたか？

濱家：決勝前もそうですが、若い世代の人たちの賞レースに売れもせずいつまでも出続けるのが若い人たちにも申し訳ないと思っていた。とにかくここで優勝して、上のランクに行くために一生懸命やろうかという話し合いはありました。

──「キングオブコント」準決勝にも弾みがついたのでは。

山内：明後日ですよ。すぐネタ合わせしたいです。

濱家：いやいや、記者の人たち22時回って残ってくれてんねんで！

山内：僕ら毎週「せやねん！」出ていまして、今週1週間のパーフェクトな過ごし方は「歌ネタ」で優勝して、明後日の「キングオブコント」で決勝進出を決めて「せやねん！」に出るって2人で決めてて。全然気を緩めずに「キングオブコント」に向かいたいなと思います。

──「せやねん！」の歴代レギュラーで王者になった方は東京に進出しています。お2人は？

濱家：東京に行きたいというのは昔から思っていることで。これで弾みつけて「キングオブコント」でも結果を残して、階段を上って行きたい。

山内：諸先輩方に続いて、いい形で（「せやねん！」を）卒業したい。僕らとスマイルさん、ずっと結果出してないので。

濱家：スマイルさんは言わんでええねん！