映画「
スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説をもとにした「女が眠る時」は、ある年の離れたカップルの異常な関係と、それをのぞき見る男を描くサスペンス。たけしはこの舞台挨拶で、「感受性の戦いのような映画。自分でもどう解釈していいかわからず、取材では映画評論家の言ってることをそのまま答えてました」とジョークを飛ばしつつ、「最近はエンタテインメント性重視の遊園地みたいな映画がもてはやされがちだけど、これは言うなら“頭の遊園地”。こういう何時間でも討論できるような映画も作っていかないとね」と意気込んだ。
たけし以外の4名は、先日ドイツで行われた「第66回ベルリン国際映画祭」にこの作品を引っさげて参加していた。西島が現地での様子を、「たけしさんからのビデオメッセージが流れて、『飛行機代がないからシベリア超特急で行きます』っていうくだりでみんな大爆笑してました」と報告すると、たけしは「行きたかったなあ。山梨のラドン温泉で営業が入っちゃったからどうしても行けなかった」とうらやましそうに語る。
壇上ではそんなたけしのために西島たちが現地で選んだお土産も披露された。「まさか三角フラッグじゃないよね?」と心配するたけしへ向けて、西島らは現地の画材屋で選んだマーカーや鹿の頭部のオブジェなどを紹介する。ベルリン国際映画祭の公式グッズである白いテディベアも手渡され、両手いっぱいにお土産を抱えると、たけしは「これじゃ俺、抽選会に当たったオヤジじゃねえか!」とツッコみながら登壇者たちに感謝していた。
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- 「女が眠る時」公式サイト
- 「女が眠る時」予告編
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