スーマラ田中、大先輩巻き添え実験ギャグで惨事「大阪よしもと漫才博覧会」

昨日12月20日、東京・ルミネtheよしもとにて「大阪よしもと漫才博覧会3～この中に絶対いる！」が開催された。

これは大阪で活動しているよしもとの芸人が東京のお笑いファンやマスコミ関係者に向けて自慢のネタを披露する「大阪よしもと漫才博覧会」の第3弾。今年8月にルミネtheよしもとで行われた前回公演のアンケートをもとに、吉田たち、尼神インター、コマンダンテ、8.6秒バズーカー、サーフィンズ、トット、マユリカ、ヘンダーソンといった若手や、「M-1グランプリ2015」ファイナリストの銀シャリ、スーパーマラドーナ、さらにまるむし商店、しましまんず、青空といった芸歴を重ねている面々もネタを披露し、アピールコーナーでは一発ギャグやモノマネ、ショートネタなど印象に残るような一芸を披露した。

最後のブロックのアピールコーナーで、スーパーマラドーナ田中は「実験させてもらってもいいですか？」と言いながらずいっと前へ。コラボ一発ギャグと称して、自分が一発ギャグを繰り出したあとに、間髪入れずに別の芸人が一発ギャグをやれば倍ウケるはずと仮説を述べ、芸歴30年を超える大先輩のまるむし商店・東村をコラボ相手に指名した。説明する段階でギャグが観客に丸聞こえな上、2人がまったく意思疎通を図れておらず、会場には凄まじい雰囲気が漂う。

そんなことはお構いなしに何度もギャグに挑戦し続ける田中を、相方の武智は「吉本辞める気か！ どういうハートしてんねん！」と怒鳴りつけ、お笑いライブにあるまじきこの空気を「思春期のヤンキーが友達と写真撮ってるときと家族と写真撮ってるときの映り方の違い」というモノマネでなんとか一掃。会場も安堵に包まれた。

このほかネタパートのトリを飾った銀シャリは、鰻が2秒で似顔絵を描いてみせ、乱暴ながらもなんとなく特徴を捉えているイラストで笑いを誘い、橋本は「僕は漫才を観ていただいたらそれで十分です！」と清々しくコメント。またしましまんず藤井がギャグで失敗した際には、えんぴつ消しゴムやキンニクキンギョら若手が総出で助けるなど、大阪ならではの結束力でお笑いファンを楽しませた。

「大阪よしもと漫才博覧会」は今後、1月30日（土）、2月28日（日）、3月27日（日）の3カ月連続でルミネtheよしもとにて開催される。