福井県No.1の自信だけで東京へ乗り込むラニーノーズにナダルが「忘れ！」と叱咤

本日5月22日、東京・吉本興業東京本部にて「大阪よしもと漫才博覧会プレミアム」に出演するコマンダンテ、ヘンダーソン、ラニーノーズの囲み取材が行われた。

「大阪よしもと漫才博覧会プレミアム」は、大阪で活動しているよしもとの芸人が、東京のお笑いファンやマスコミ関係者に向けて自慢のネタを披露する「大阪よしもと漫才博覧会」の第10回として7月24日（日）、東京・世田谷区民会館で実施されるもの。囲み取材に登場した3組のほか、ミキ、大自然、尼神インター、からし蓮根、祇園、トット、ジュリエッタ、マルセイユの合計11組が出演する。彼らはアンケート結果によって選抜された上位メンバーだ。

毎回、業界関係者も多数来場するこのイベント。囲み取材には「大阪よしもと漫才博覧会」への出演をきっかけにテレビ出演の機会を得たコロコロチキチキペパーズも出席し、西野が「東京のいろんな方へのアピールの場です」と振り返る。今回のチャンスを生かしたいヘンダーソンは、「石焼き芋のネタでリズムネタ芸人みたいに言われていますが、普段は漫才。漫才を披露できる機会が少ないのでたくさんの方に観てもらいたい」（中村）、「隣にはスターのコロチキと大阪で2つタイトルを獲ったコマンダンテがいて。この2組にも負けないような漫才で存在感をアピールできれば。ブレイク寸前と言われて半年経ってるので、（ブレイクの）きっかけにしたい」（子安）と意気込みを表した。

出席者の中で最若手のラニーノーズ。洲崎は「無名ですがこの中で一番華はあります！」とアピールしつつ、「コロチキさんの前例もあるので、いろんな意味で媚びていこうかなと思います」と本音を覗かせた。相方の山田は「賞レース何も獲ってないと思われがちなんですけど、実は福井県で一番でかい賞レースと言われている『お笑いガチンコバトル』で優勝してるんで！」と強調。周りから「なんやそれ」とツッコまれながらも「その自信だけでずっとやってきたんで。その自信で東京に乗り込みたい」と続けて笑いを誘う。

大阪で開催された2つのコンテストで活躍を見せた、芸歴10年目のコマンダンテは、「先日賞レース2冠獲って、もっと獲っていきたいと思っています。プレミアムなネタでいきます」（石井）、「今年こそ売れるぞという気概でいる。漫才への思いをぶつけたい」（安田）とコメント。また安田は「占ってもらったら相方は『神様からのプレゼントをもらう』といういいカードが出たんですが、僕が引いたのはデスカード。僕がだいぶ足引っ張ってるので、なんとか相方のうしろに隠れながら一緒に売れたい」と語って笑わせた。

3組へのアドバイスを求められたコロチキ・ナダルは、「僕らより全然面白いですから……本当に」と恐縮。しかし後輩のラニーノーズにだけは厳しく、「ラニーノーズはもうちょいがんばらなアカン。福井県の賞レースのこと忘れ！」と叱咤してみせた。