巨匠「底辺から見た日本」を表現、KOCに気合

10月13日（月・祝）20時から3時間、コント日本一決定戦「キングオブコント2014」（TBS・MBS系）が生放送される。お笑いナタリーでは、決勝進出決定直後のファイナリスト10組にコメント取材を実施。決勝戦のネタ順に1組ずつ掲載している。

この記事で紹介するのはプロダクション人力舎所属の巨匠。2008年に結成し、ライブを中心に活動している。「キングオブコント」では2012年から連続で準決勝に進出しており、今回初のファイナリスト入りを決めた。

巨匠は決勝戦のファーストステージでシソンヌと対戦する。巨匠がどんなネタで勝負を仕掛けるのか、ぜひ生放送で確かめよう。なお明日10月1日はラバーガールのコメントを掲載する。

巨匠 コメント

──決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちは？

本田：いやーもううれしいです。

岡野：「うれしい」しかないですよ。今まで生きてた中で一番うれしいです。

──手応えはありましたか？

岡野：いや……。いつもよりはあったんですけど、なんせ「倫理的に」っていうところが引っかかってたので。そこを合格にしてくれたので、めっちゃうれしいですね。テレビの方、本当にいい人だなと！

本田：本当にありがとうございます。

──自分たちにとっては賭けだった？

岡野：そうですね。そこで落とされても文句は言えないので、ギリギリかなと。でもテレビの方を信じてやりました。

──決勝で見てほしいポイントは？

岡野：底辺から見た日本というか、下賎の者から見た「人間」って言うんでしょうか……。最終的には「人間っていいよね」ってなれば最高なのかなと。

本田：伝わればいいかなっていう（笑）。

──ファーストステージで対戦するシソンヌの印象は？

本田：来ちゃったね。

岡野：我々の日頃の行いが悪いからシソンヌさんと当たっちゃうんですよ。個人的に好きなんです。すぐ面白いこと言うんですよあの人たち、コントで。だから当たりたくなかった。でもしょうがないです。ネタの題材が似ているので、そこは気持ちよく戦います。

──初の決勝進出。「キングオブコント」をこれまでどういうふうに見ていましたか。

岡野：養成所に入った頃に東京03さんが優勝するのとか見てて、めっちゃカッコいいじゃないですか。あれを目指してやってました。でもまだ正直実感が湧かないですね。

本田：そうだね、実感ない。

岡野：あと僕この（黄色のファイナリスト）Tシャツが似合わないなって（笑）。色味なのかなんなのか。

──お笑いナタリー読者にメッセージをお願いします。

岡野：僕はとにかく弱者からの日本というものをコントで表現したいので、悩んでる人がいたら我々のコントを見て、大したことないなって思ってくれたらありがたいなと思います。

本田：元気になっていただければ、それで満足です。