昨日8月27日、東京・Zepp DiverCity TOKYOにて、「山里亮太の大140 ~夏の元気なご挨拶!あ、おはようございます~」が開催された。
開演の5時間近く前に会場入りしていた山里は、楽屋でしばらくの間、準備したノートとにらめっこ。落ち着いた様子で「不思議な気持ち」と穏やかな笑顔を見せていた。「ほかの芸人さんには味わえないことをさせてもらってるなあと。ここまで溝人たちに来させてもらって本当にありがたい」と感慨深い様子の山里。その溝人に今回も満足してもらうべく、「いつも以上にしっかり準備してきた。トーク以外もいろいろ用意してます。今日はこの夏の天王山」と気合いを入れる。まだ緊張はしていないとのことだったが、「このまえ『たりないふたり』で4000人経験して、でも今日は1人で。これは本当にすごい思い出」と開演を心待ちにしていた。
本番直前は、ここまで二人三脚でやってきたイベント会社スラッシュパイル片山勝三代表と「早口にならないように気を付けないとね」など話をしながら気持ちを落ち着けていた山里。歴史を振り返るオープニングVTRの冒頭は、いつもの「140」同様舞台の袖で見守り、その後はサプライズ登場のためすぐさまロビーへ。会場後方から現れた山里に溝人たちは群がるでもなく、温かい拍手を送りながら舞台までの闊歩を見送った。
立ち見も含め1168人の溝人に山里は「どぶのような僕をここに連れてきてくれた」と感謝。「数が増えても黄色い歓声は増えません。客席を練り歩いてもパニックになることなく、僕に触れたのは男性1名。みなさまの地に足着きっぷり、いつも通り!」と、これまでと同じ「140」の空気を感じ、「今日もブレーキを1回も踏むことなくいけそうです」とエンジンをかけた。
ツイートは2014年2月4日からスタート。思わぬ事態から山里の黒歴史「ピン芸人・イタリア人」時代を世間に晒すことになったため、特別に当時のネタを一部披露したところ、ときを越えた笑い声と、ときを越えても変わらない静寂を味わうこととなった。この静寂が表すように、地に足が着いた溝人は、ときに優しく、ときに厳しく山里を弄ぶつわものたちばかり。ピンと来ない山里の例えにまったく笑わず、山里が「お笑いって相互の協力だと思う!」「みんなここにいる?」と慌てる場面もあった。
しかしその静寂は数えるほどで、ライブは終始爆笑の連続。ツイートの合間には、プチコーナー、貴重な映像の上映、1人芝居と、盛りだくさんの内容に。Twitter上で繰り広げられる山里の戦い、次々と押し寄せるボケツイートへの返しには拍手喝采。あっという間に予定終了時刻を過ぎてしまった。
山里も観客も互いに名残惜しい様子だったが、「こんなどぶ野郎ですが、またついてきていただけたら」と山里が挨拶すると会場からは万雷の拍手。大成功のうちに「大140」は幕を閉じた。ところが、観客たちがおとなしく帰り支度をしているところに、慌てて山里が登場。「あるじゃない! ミュージシャンで鳴り止まない拍手で登場じゃん!」「拍手しないから!」「恥かかすなよ、驚いたよ」と、落ち着き払った溝人たちを呼び止めると、「やりたかった」という観客と一緒の記念写真を無事撮影することができた。
楽屋に戻った山里は「終わったんだなあって感じですね。溝人たちが作ってくれたライブで、ご機嫌にはしゃいでいたら時間が過ぎたような」とコメント。その一方で、「ペースは遅かったですねえ(笑)。楽しいときは全然進まない」と反省も。「溝人の方々ってほんとに大人なんですよね、俺がはしゃいでるのを笑ってくれて、愛されてるなあと。今回は妄想とかもみんなの前でできたのがよかったです」と満足な様子。今後については「大阪にも行きたいし、またいろいろやりたい。今日も時間の都合でできなかった部分もあるし、回収しなきゃいけないツイートもあるし。また遊んでもらえるって気持ちです」とさっそく楽しみにしていた。
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山里 亮太 @YAMA414
やってみたかったあの写真がかなりいい!
ん?うわぁ、あのキャラクターのあの部分が…RT @owarai_natalie: 山里の夏、溝人の夏ZeppDC「大140」大成功 http://t.co/nIQLDxmjKp