先週10月11日より、
特設サイトでは、「わくわく新発見」「しっとり大人の時間」「ピース又吉ベストセレクション」など、5つのカテゴリーの中から1つ選んでクリックすると、又吉が推薦する本の一節を表示。気に入った一節は、SNSを通じて友人などに贈ることができる。読書家として知られる又吉は、読んだ本の中に気に入った言葉があると、赤線を引いてチェックしているそう。「誰かに伝えたい言葉があっても、実際に贈るのは恥ずかしいですよね」と言いつつ、「以前ライブで後輩1人1人に太宰治の言葉を贈って嫌がられたことがあります」と、残念なエピソードを明かした。
「言葉を完璧に覚えるのは無理。言葉の解釈は自由でいい」と考える又吉。「僕もあとから小説を読み返すと、気に留めてた言葉の解釈がほとんど自分の妄想だったことがあります。ニュアンスで掴んでるというか。小説の全体ではなく一部分の言葉を切り取るのであれば、それぞれ自分の生活とリンクさせて自由に解釈して楽しむのもいいんじゃないでしょうか」と、言葉との付き合い方について提案した。
相方の綾部には言葉を贈ったことがない又吉だが、太宰の作品を読んでいる際に「太宰って綾部っぽい」と発見。「2人の共通しているところとして、『ナルシストだって言ってるのは自分』っていうところです。失敗する姿まで見せて笑いをとってるところがすごく共通してる。なんなら一番ナルシストじゃないかと(笑)。オシャレもしないし無頓着で自然体な人ほど最強のナルシストなんじゃないかなと思うんですけど、綾部と太宰は欲望にまっすぐで純粋な人。綾部が取材でよく、『老けたくないからポーチに化粧水入れてる』って言うんですけど、あれ聞いてどこの女子が『綾部さんカッコイイ』って思うのか(笑)。この機会にサイトを通じて綾部に言葉を贈るのもいいかもしれないですね」と口にした。
また、又吉はこのキャンペーン同様、「コーヒーを飲みながら本を読む時間が大好き」とのことで、「周りが引くくらいコーヒー飲みます」と自負。実際は甘いコーヒーが好きだが、喫茶店などでは「店主になめられないようにまずブラックを頼みます」と、お茶目な意地を見せる場面も。
最後に「悩んでるときに得た言葉って、『贈られてきた』って自分で勝手に思ってます」と語った又吉。「贈られたほうは、全然理解できなくても、『何か変なの贈られてきた』って思えば、それはそれで違う日常のステージというか、そこから何かが始まったりしますから。共感できる言葉でもいいですし、驚きや発見がある言葉でもいいですし、ぜひみなさん大切な人に言葉を贈ってもらいたいですね」と、キャンペーンをアピールした。
サイト内では、又吉が家族に贈るギフト、生活の中のコーヒー、お気に入りの一節などについてのインタビューも掲載。ぜひチェックしてみよう。
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二年前の記事にあれですけど、これ、
「なんなら一番ナルシストじゃないんじゃないかと(笑)」じゃないかな
注意深くつっこみどころがないようにしてるやつの方がむしろ自分好きやろみたいなことでしょ?